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“最期”と白ひげの親父さんが口にしたので彼がもう瀕死なのを察したのか一斉砲撃を仕掛ける海兵さんたちだが、四皇と称される彼はそれでも強かった。
腕利きの海兵さんたちが何十人と束になろうが、彼の薙刀の一振りでいっぺんに倒される。
多数の海兵さんたちが彼に気を取られているおかげでエースさんを追う私の速度も順調で、時折飛んでくる流れ弾に当たらないよう気を付けながら走っていた。
「ハァ、ハァ……、ゲホッ……ハァ、ハァ……ッ」
少し残念な持久力のせいで呼吸が乱れそうになるのを必死で堪えながら、走るペースだけは落とさない。
足を挫こうが喉が裂けようが、少しでも早くエースさんの元へ辿り着かなければと義務感に近い使命感を動力にひた走る。
＿＿急がねば。事はだいぶ進んでいるのだ。
「お前らどけェ！！！」
突如上がった火柱の中から、エースさんの声が微かに聞こえた。
立ち止まった私の髪を真正面から強く靡かせる爆風と熱に、思わず腕で顔を覆う。
しかしようやく体感した彼の炎との距離に彼の無事が現実味を増すと共に、疲弊し切った体が奮い立たされる。
彼の背中はもう見えている。
そのそばを併走するジンベエさんとルフィさんの姿も。
「待っててください……！もう、すぐに……！！」
汚れた腕で目を擦り、所々が敗れて肌の露出した足で真っ直ぐ前を目指す。
「危ねェ！！“赤犬”だ！！！」
誰かが叫んだその名前に、私は凍りつく。
それとほぼ同時に、あの巨大なマグマの拳が空気をも焦がさんばかりの熱を伴って飛んできた。
その軌跡に残された陽炎が、ぐにゃりと空気を歪める。
警戒心を引きずり出されるようなただならぬ空気に咄嗟に振り返り、思わず目を見開いた。
「…あ……、！！」
右腕を赤く煮え滾らせたサカズキさんが、いつの間にかエースさんの背後に立っていたのだ。
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暁 - 准将さぁん...！( ；∀；) (6月25日 10時) (
レス) @page12 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
chiaki3624ykc(プロフ) - このシリーズは何回読んでも泣けます。泣きます。 (2018年6月22日 0時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
福岡(プロフ) - 幽夢さん» リクエストありがとうございます！完成次第part5の方に載せますので、しばらくお待ちくださいませ…！ (2018年6月3日 21時) (レス) id: 21bdf75ba1 (このIDを非表示/違反報告)
幽夢 - 夢主が風邪を引いた会やってください (2018年6月3日 21時) (レス) id: 458d879d4a (このIDを非表示/違反報告)
恋雪様だぞ☆(笑)(プロフ) - 夢主がぁぁぁ！お腹ぁぁ！とゆうかサカズキが手ぇ止めようとするってすごいな！徹底的な正義！ (2018年4月26日 23時) (レス) id: 1ed1a2a23c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：福岡 | 作成日時：2018年2月14日 0時
