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26. ページ26

Aside









病室に着くと、いつも通り綺麗な顔で目を閉じている望の姿。









「誕生日おめでとう。
23歳だね、私と出会ってくれてありがとう。
私を助けてくれてありがとう。
私と結婚してくれてありがとう。
ほんとに、ほんとに、感謝してもし尽くせないよ。


ねぇ、望。


目、覚ますよね??



もう1回一緒に笑い合えるよね?



ねぇ、望。」









自分で口にしていながら







望はもう目を覚まさないんじゃないか。









って不安になって







"望さんが目を覚ますのももうすぐでしょう。
先日レントゲン検査を行った結果、脳の異常はあまり見られませんでしたし、手術も成功したので。"




と翔先生が言っていたのも忘れて






不安でいっぱいになった。









「ねぇ、望。」








「望の誕生日に望と過ごせて私は幸せものだね」









作り笑いをして。









精一杯笑って。









それでも涙は止まらなかった.









「これね、望が好きって言ってたアイビーと、私の好きなアスチルベが入った花束だよ」









「綺麗でしょう」









ずっと病室にいるといつもよりも悲しくなって不安になって









「ごめん。望。」









「じゃあね、明日も来るから」

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設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 7時

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