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出勤前に1度Aの病室を訪れる
｢A、行ってくるな｣
酸素マスクをした君に声を掛けても返事がないことなんて分かりきったことなのに毎朝毎朝話しかける
1度Aの温かい手を握って
病室から出た瞬間に無意識に溜息をして会社に向かう
｢おはようございます｣
��｢おう、小瀧おはよう｣
��｢Aさん、どうだ?｣
｢まだ、だめです。｣
��｢そうか、今日は俺も見舞い行ってもええか??
久々にAに会いたいねん｣
｢はい。Aも喜ぶと思います｣
自分のデスクに座って淡々と仕事をこなしていく
自分の仕事を終わらせてはやくAの元に行くため
・
��｢望、飯行くか｣
｢はい｣
いつの間に相当集中してたようで、みんなが昼飯に出ていってるのにも気づかんかった
��｢仕事に集中するのもええけど健康は1番やで｣
にこっと笑う�霤沈菁擇楼φ箸�あって、
少し塩顔で、本当に優しい
Aとは倒れる前から交流があったから
Aとも仲良い
｢はい、つい集中しちゃうんすよ笑｣
��｢ええことやねんけどね笑｣
昼飯から帰ってきて、午後も黙々とパソコンとにらめっこしながら仕事をする
｢�霤沈菁據�行きますか??｣
��｢おん、ほな行こか｣
・
病室の扉を開けても朝とは何の代わりもない。
棚には俺とAの写真が飾ってあって
寒くもなく、温かくもない病室。
｢A、�霤沈菁斃茲討�れたで｣
��｢お邪魔しま〜す｣
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作者名：怜 | 作成日時：2019年7月6日 7時
