33＊雅紀side ページ33
夜の病室で松潤と肩を並べていた。
夜の病院、って聞こえは怖いけど
松潤もニノもいて
病室、ってよりは楽屋感覚だった。
ちょっと心配だったから
先生に宿泊許可書を書いてもらって
2人で寝るでもなくケータイをいじったり
雑誌を読んでみたりしてた。
夜でもやっぱりお医者さんたちは忙しそうで
誰かが廊下を行き来する音は絶えなかった。
＊
潤「ね、これみて」
雅「うん？カレンダー？」
手渡されたのは病院備え付けの
小さい卓上カレンダーだった。
明後日のところに丸印が付いていた。
雅「この日なんだっけ？」
潤「…気になる？」
松潤が人をからかう悪い顔になった。
潤「リーダー帰ってくる日だよ」
あぁ！と合点が行く。
雅「可愛いねぇ」
潤「リーダーに送ってあげよっか」
ってニヤニヤした松潤が
スマホで写真を撮った。
和「____っつ」
寝ていたニノが机にあった洗面器に手を伸ばして
ベッドの上に押し付けて
和「ｹﾞﾎ____ﾂｯ____ﾊｧﾊｧ___」
半身のまま多分吐いた。
俺らと反対側を向いていたから
まだ俺らには気づいてなかったけど
慌てて体を支えた。
和「___ぃばさ...っｹﾞﾎｯ「喋んなくっていいから」
さすっちゃだめ、って
松潤に腕を掴まれて
はっと自然にさすろうとした手を止めた。
和「_ｯﾊｧ___んで____ぃんの？」
雅「今日はお泊まりしてみたの」
ニノの目は充血していて
それに肩を上下させて息をしていて
せめての背中をさするくらいもできないなんて。
和「______ご、ごめんね
っゲホッｹﾞﾎｯ」
喋んなくていいよ、ってもう一度言うと
頷いてまた洗面器に伏せった。
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希衣(プロフ) - ちえさんさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！長い間読んでいただけて感謝です！ご希望の展開になるかは…ですが、これからもぜひよろしくお願いします！ (2017年10月1日 22時) (
レス) id: d086dd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こんにちは。このシリーズ、始まった時から読んでいます。今もう、二宮さんに、良くなってー、と念を送っています(≧◇≦)。これからも更新、楽しみにしています。 (2017年10月1日 20時) (レス) id: fa7d0e1161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希衣 | 作成日時：2017年9月23日 18時
