4＊翔side ページ4
「今から診察して応急処置のお薬検討しますね。
解熱剤使われてますよね？」
翔「はい、午後5時くらいに」
「わかりました。
少しお待たせしますので
そこの待合室でお待ちください」
救急病院には初めてきた。
夜なのに人はたくさんいて、
看護婦さんは忙しそうに動き回って
待合室の人はみんな不安そうな顔をしていた。
もちろん、俺らも含めて。
1日遊んで風呂入って飯食って、
ってだけなのに4、5日連勤したくらいの疲れだった。
翔「______ｯﾂ」
潤「翔ちゃん？ほらイスまでもうちょい」
気づいたら足下はふらついてて
ついでに手が震えていた。
ふらついてぶつかった松潤が肩を支えてくれて
イスに腰を下ろす。
雅「ありがとね、翔くん」
隣に腰を下ろした相葉ちゃんが
震えてた俺の手に自分の手をかぶせた。
雅「しっかりしてくれて、ありがと」
今はそういう直球の優しさを
素直に受け取れる心持ちじゃない。
聞こえてたのに聞こえてないふりして
下を向き続けた。
しっかりしてなんかない。
本当にしっかりしてたら
智くんに会わせる前に病院に連れてってたし
薬も渡さなかった。
今だってこんなふらふらで。
俺なんか
全然しっかりしてない。
そう思えば思うほど手の震えは治らないし
蒼白なニノの顔がフラッシュバックして
怖い、って思いが募っていくばっかりだった。
情けなさで気づくと手の甲は濡れていた。
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希衣(プロフ) - ちえさんさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！長い間読んでいただけて感謝です！ご希望の展開になるかは…ですが、これからもぜひよろしくお願いします！ (2017年10月1日 22時) (
レス) id: d086dd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こんにちは。このシリーズ、始まった時から読んでいます。今もう、二宮さんに、良くなってー、と念を送っています(≧◇≦)。これからも更新、楽しみにしています。 (2017年10月1日 20時) (レス) id: fa7d0e1161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希衣 | 作成日時：2017年9月23日 18時
