11＊潤side ページ11
病院に着くと部屋にはニノと翔ちゃん。
それと木村先生がいた。
潤「こんにちは」
ぺこりと頭を下げると木村先生も会釈してくれた。
でもその表情が緩むことはなく
それでよくない話の最中だったのだと悟る。
「なので二宮さんが落ち着き次第、
肺の検査をさせて頂きたいんです」
和「…お願いします」
ニノは怒られているみたいに
申し訳なさそうに頷いた。
翔「残りの療養期間は返上ですか？」
この騒動でそれどころでは無かったが
今は次の集中治療期間までの療養期間中だ。
ざっと1週間ほど残っていた療養期間も
検査入院しなければならないのだろうか。
「明日検査したとしても
結果が出るのは数日後なのでそれまでは
ご自宅でも構いませんよ。
遠出はしないでもらえたら」
翔「わかりました」
＊
翔ちゃんがそういうと先生は
俺たちに一礼して部屋から出て行ってしまった。
部屋には4人が残される。
翔「検査終わったら家かえる？
俺もニノんち泊まろっか？」
なるべく病院から離してあげたかったので
俺もこれに賛成だった。
和「いいよ。ここにいる」
それが遠慮で本心なんかじゃないのなんか
すぐに分かる。
本当は家に帰って生活したいはずだ。
でもそうして今回みたいな事態に陥ったら
迷惑がかかる。
ニノの考えは見え透けていた。
でも、こう言ってしまうのがニノで
言わせてしまうのが俺たちだ。
こういう時は時間をかけて
外壁を崩していくしかない。
潤「帰んなよ。俺も泊まりに行くし。
洗濯物とか全部俺んちにあんの、
ここよりニノんちの方が近いからさ、返しやすい」
雅「うん、そうしようよ。
そんで松潤が料理作ったら俺も美味い飯食えるし」
料理当番は俺か。
って突っ込みたくなったけど
ニノを落すためだと思って我慢して頷いた。
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希衣(プロフ) - ちえさんさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！長い間読んでいただけて感謝です！ご希望の展開になるかは…ですが、これからもぜひよろしくお願いします！ (2017年10月1日 22時) (
レス) id: d086dd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - こんにちは。このシリーズ、始まった時から読んでいます。今もう、二宮さんに、良くなってー、と念を送っています(≧◇≦)。これからも更新、楽しみにしています。 (2017年10月1日 20時) (レス) id: fa7d0e1161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希衣 | 作成日時：2017年9月23日 18時
