【男主】天才の君と出来損ないの僕…【オリジナル】 (ページ6)

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failure 5 ページ6

A side

僕は、朝練が始まったと思われる時間に体育館にやって来た。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

体育館のドアを開けると練習は始まっていた。

ｷｭｯｷｭｯｶﾞｺﾝ

いろんな音が聞こえてくる。僕はこの音が好きだ。

自分でプレイするのは苦手だけど;;

(人1)は２年だけどバスケ部のエースである。僕はそんな(人1)が羨ましい…

??「あれ？Aくん、今日も見学？」

そう言って僕に話かけた人がいた。この人は…

貴方「あ、おはよう。桜ちゃん」

この子は、バスケ部のマネージャーの石倉桜ちゃん。

桜ちゃんは朔哉くんと双子。でも、二卵性の双子らしい。

桜「たまに見に来てるけど…バスケ部に入ろうと思ってるの？」
貴方「ううん…違う。(人1)のプレイが見たくて…」

言ったことはほんと。本当に見たい。だから、練習試合や大会にも足を運んでいる。

そこには、お父さんもお母さんも居るから隙を見ていつも家を出ている。

(人1)「あ、A来てたのか。どうだ、プレイを見て」
貴方「うん。やっぱりすごいね…(人1)は何でもこなしてる…」

僕がこう言ったら二人とも押し黙る。

(人1)もこの力が嫌いだとか…

普通に練習をして普通に活躍したいらしい。

優「(人1)、練習サボっちゃダメだよ？主将に怒られるよ？」

そう言いながら優くんがやって来た。

(人1)は『悪い悪い』と言って練習に戻っていった。

(人1)と入れ替わりに誰か来た。

??「A。時々来てるけど部活に入るつもりなのか？」

そう言って僕に話しかけてきたのはこの部活の主将の

貴方「竹尾先輩…」

竹尾修先輩。彼はポイントガードっていうポジションらしい。

貴方「いえ、(人1)のプレイが見たいだけで…」
修「だったら、バスケ部に入ったら毎日見れるぞ？」

あ、確かに…どうしよ

貴方「じゃあ、考えます。時間を下さい」

僕はそう言って体育館を後にした。

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