【男主】天才の君と出来損ないの僕…【オリジナル】 (ページ4)

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～(人1)の部屋～
貴方 side

今、(人1)の部屋で朝食中…

でも、これが僕の日常。僕の分の朝食はいつも(人1)が作ってくれる。

その時に(人1)も食べる。お母さんが作ったのを。

作って貰ったのに食べないのはさすがに失礼だから…

貴方「(人1)…毎日ありがと。僕の為に朝食作ってくれて」
(人1)「良いよ？俺気にしないから。

それにしても、あれ直して欲しいよ…あんなのが親だと思ったら腹が立つ…」

怒っている。毎日…でも、僕は日常化してるから怒る気にもならない。

貴方「ごちそうさま…(人1)、皿片付けてくるから貸して？」
(人1)「あ、あぁ。ありがと…」
貴方「それに、朝練あるでしょ？早く支度した方がいいよ？」

僕はそう言って部屋から出る。お父さんとお母さんは(人1)の部屋には近づかない…

掃除は自分で出来るからって言う意味で…でも、僕の部屋には普通に入ってくる。

理由？そんなの簡単。僕が、出来損ないだから…

でも、掃除ぐらい僕も自分で出来る。自分の部屋は綺麗な方だと思う。

ｶﾞﾁｬ…

ドアを開けてリビングに入る。また、冷たい目で見てくる。

僕は無言でキッチンに行く。そして、皿を洗う。

ｼﾞｬｧｰｰｷｭｷｭｳ…

皿を洗い終わったらまたリビングから出る。ちょうどこの時間帯は…

(人1)「いってきま～す」

(人1)が朝練に行く時間。お父さんとお母さんはそれを毎日見送っている。

僕は一度もされたことはない…

幼稚園は二人とも別々。小学校も別々。

でも、中学もそうさせようとしていた。けど、(人1)が『いい加減にしろ!?』って、言って中学から一緒になった。

僕は、嬉しかった。僕のことをそう言ってくれるのは(人1)だけだから…

ふと、時計に目をやると僕も登校の時間が近づいてきた。

だから、急いで部屋に戻って制服に着替える。

制服はブレザー。僕は気に入っている。

忘れ物がないかチェックをして僕も家を出る。

でも、いってきますも言わない。だって、僕には…

行ってらっしゃいと言うのも惜しいらしい…

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更新遅めと言いましたが更新ができそうな日は、一日に二、三話位更新しようと思います。

それでは…