[リク] 二日酔い kr×sh ● ページ30
2つ目の話の『酔っ払い』の続きです
＊
＿＿kr視点
軽快なインターホンを鳴らすと、少ししてここの家主が現れた。
目を擦っているので起きたばかりなのだろうか。
「……きりやん……？」
「どうせお前二日酔いだろ？だから来てやったけど」
「ん、」
相当眠いのか、ほぼ無言で家に入れられる。時折眉間に皺を寄せているので、頭が痛いのだろう。
適当なところに荷物と上着を置く。シャークんはソファに沈み込んで今すぐにでも寝そうな勢いだ。
「シャークんさぁ、昨日のこと覚えてる？」
お酒を飲んで記憶が飛んでしまっているのか気になった。
目を泳がしてから俺の目を見る。
これ、嘘つくやつだ。
「んー、おぼえて、ない……なんかしたっけ？なかむと飲んだくらいしか」
「……あぁ〜残念だなあ！昨日なんてシャークんが『きりや〜ん』って言いながら抱きついてきたり、『触って』とか言って俺の手を自分のむねに……」
わざとらしくそう言えば、みるみるうちにシャークんの顔が真っ赤になっていく。さっきまでの眠そうな態度は何処へ、と疑問に思ってしまうほどの身のこなしで俺の口を素早く塞いだ。
「お、おぼえてるからっ！それ以上言うな！！」
「やっぱ覚えてんじゃーん」
頭痛がするのかまた眉間に皺を寄せた。ソファに座らせる。
恥ずかしそうに腕で顔を隠しているシャークんが愛らしい。顔が見たくて、その腕にキスを落とした。
「ってことはさ、夜に言ったこと覚えてるよね？…………今日、抱こうと思ってるんだけど」
確認を取るように聞けば「うﾞっ……」という呻き声が聞こえた。耳も腕も顔も赤く染まっている。
「ちょ、ちょっと待って！二日酔いだから、その、また今度に……」
「は？昨日二日酔いでも抱くっつったじゃん」
勢いに任せて押し倒せば、目元に涙を滲ませて、期待した瞳がこちらを覗いている。
なんだ、シャークんも楽しみにしてたんじゃん。
小さな唇を舌で舐める。目をぎゅっと瞑り、肩を上げていて可愛い。
「シャークん、力入りすぎ」
なんて笑ってやれば、気に触ったのかそっぽを向かれた。
「……だって、きんちょう、すんじゃん」
口角が勝手に上がって、にやけてしまう。そのニヤケを隠すようにシャークんの露になった耳にかぷりと噛み付く。
「っん、きり、ゃ……っあ」
「シャークん、可愛いね」
「うるさい……っ」
シャークんって、感度高いな。
昨日だって少し触っただけで、すぐに顔を蕩けさせていた。
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白雲(プロフ) - 美樹さん» コメントありがとうございます！自分も整地組大好きなので、楽しんで書かせていただきます！結構遅くなってしまうと思いますが、気楽に待っていて貰えると嬉しいです！ (2022年1月23日 9時) (
レス) id: c49d134380 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 失礼しました。聖地組ではなく整地組でした…。それと、作者様の言い回しや表現が大好きです！これからも応援しています(*^^*) (2022年1月22日 22時) (レス) id: b8303016d4 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 初コメ失礼します。krsmまたはsmkrで両片思いから結ばれるまでのお話と、素直になれずに拗れる→和解するお話をリクエストしてもよろしいですか？なかなか聖地組の作品が見当たらないので、2つ挙げましたが、作者様の負担にならない程度でお願いしたいです！ (2022年1月22日 22時) (レス) id: b8303016d4 (このIDを非表示/違反報告)
白雲(プロフ) - むゆのもちさん» そう言っていただけて嬉しいです！皆様の好みは私の好みでもありますので(？)これからものんびりと読んでやってくれると嬉しいです！ (2022年1月21日 23時) (レス) id: c49d134380 (このIDを非表示/違反報告)
むゆのもち(プロフ) - お話読ませて頂きました。ク.スリ使うのとか本当好きで好みがバレてるのかと思っちゃいました...これからも白雲様のペ一スでお話を書いて下されば嬉しいです...！！ (2022年1月21日 21時) (レス) id: 0eed68bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雲 | 作成日時：2021年8月29日 11時
