片付けなかった kr×br ページ21
若干ヤンデレ注意
＊
＿＿kr視点
「たっだいま〜」
Nakamuやきんときと遊んできた気持ちが抜けないまま、上機嫌で家に入る。しかし、いつものBroooockからの「おかえり」がなかなか聞こえない。機嫌がいいときなんかは玄関まで駆けつけてくれるのに。
不安に思って、リビングの扉を勢いよく開ける。
「ぶるーく……？なに、してんの」
「きり、やぁ……っ、」
紙や食器、本などがいろいろな所に散乱している。食器なんかはほぼ割れていた。
そんなリビングの真ん中でBroooockがぺたんと座って泣いている。何があったのかとBroooockの傍に駆け寄った。
「怪我とか、ない？何があったの？」
俺の姿を見るとBroooockはまたわんわんと泣き出す。どうすればいいのか分からず、とりあえず背中をさする。
「っおこって、ない？っひ、ぐ……きりや、ぼくのこと、きらい？」
「怒ってないし、嫌いでもないよ……Broooockのことが心配なだけ。だから何があったか、言える？」
「っうん……」
鼻をすんすんと啜りながら、少しづつ、話し始める。その言葉に耳を傾けた。
「ぼく、きりやんがどっか行っちゃうんじゃないかって、心配で……僕じゃなくって、なかむとか、きんさんとか」
「……大丈夫。俺はぶるーくしか好きじゃないし、ぶるーくじゃないと好きになれない」
「…………あと、最近かまってくれなかったから」
口角が、勝手に上がっていく。
部屋も散らかしてしまうくらい、俺のことが好きなんだ。このまま、片付けたくない。この散らかったままのこの部屋はBroooockなりの愛情だ。だから、このままにしておきたい。
「僕、やんさんの為だったら……なんでもする、から」
Broooockの目にまた涙が溜まる。つう、と頬を伝う涙すらも愛おしかった。
「やんさんに、言われたら、僕、死んでもいいんだよ」
背中に何かが走るような感覚。胸が高鳴っていてうるさい。身体中がどんどん熱くなっていく。
自分は今、興奮しているんだと遅れて気づいた。
「ぶるーくは、不安？」
「不安、なのかも」
Broooockの首を指の腹で撫でる。
この首に、あれを付けてしまおうかと優しく微笑む。
急いで自分の部屋に取りに行って、Broooockのいるリビングに戻ってくる。
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白雲(プロフ) - 美樹さん» コメントありがとうございます！自分も整地組大好きなので、楽しんで書かせていただきます！結構遅くなってしまうと思いますが、気楽に待っていて貰えると嬉しいです！ (2022年1月23日 9時) (
レス) id: c49d134380 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 失礼しました。聖地組ではなく整地組でした…。それと、作者様の言い回しや表現が大好きです！これからも応援しています(*^^*) (2022年1月22日 22時) (レス) id: b8303016d4 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 初コメ失礼します。krsmまたはsmkrで両片思いから結ばれるまでのお話と、素直になれずに拗れる→和解するお話をリクエストしてもよろしいですか？なかなか聖地組の作品が見当たらないので、2つ挙げましたが、作者様の負担にならない程度でお願いしたいです！ (2022年1月22日 22時) (レス) id: b8303016d4 (このIDを非表示/違反報告)
白雲(プロフ) - むゆのもちさん» そう言っていただけて嬉しいです！皆様の好みは私の好みでもありますので(？)これからものんびりと読んでやってくれると嬉しいです！ (2022年1月21日 23時) (レス) id: c49d134380 (このIDを非表示/違反報告)
むゆのもち(プロフ) - お話読ませて頂きました。ク.スリ使うのとか本当好きで好みがバレてるのかと思っちゃいました...これからも白雲様のペ一スでお話を書いて下されば嬉しいです...！！ (2022年1月21日 21時) (レス) id: 0eed68bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雲 | 作成日時：2021年8月29日 11時
