【番外編】死なない感覚�� ページ39
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暫くしてレナトスは口を開いた
レ「……さっきお前が”死なない感覚”ってなんだって聞いてきたじゃねぇか。あれもう一個思いついたわ」
『何？』
レ「地味にちょっとキチぃかも」
ガルナは目を少し大きくして「どういう事？」と聞く
レ「いやさ、だってよく考えてみ？俺以外の奴ら年取ったら普通に寿命か何かでポックリ逝っちまうんだぜ？もし俺がこの先２００年も生きてたとしたら絶対ェ皆死んでるだろ」
自分は腕をちぎっても身体を抉られても治るから死なない
でも自分以外の人間は腕がちぎれたらそのままだし、身体を抉られたら確実に死ぬ
『……寂しい？』
レ「いやー、まだ誰も殆ど死んでねぇけどこの先ずっと、死なずに生きてたらそうなるかもなぁ」
レナトスは戦い方こそ滅茶苦茶であるが、通常時は至って冷静
物事をしっかりと考え、人に対してとても慈悲深い人間だ
その証拠によくガルナの話を聞いたり、相談に乗ったりもしている
本当に優しい人間なのだ
『…………じゃあ、私の気が向いたら長く生きてあげる』
ガルナはそう言って残りのバーガーを詰め込んだ
レ「ははっ、何だよそれ」
その言葉を聞いて彼は眉尻を下げて笑った
外に出ればすっかり太陽が昇って、人が増えてきている
魔法局に帰る道中、レナトスがガルナの頭をぐしゃぐしゃと撫でた
『わっ…、』
レ「お前、生きるのすげぇ向いてるよ」
ガルナはその言葉に首を傾げる
レナトスはその様子を見て再び笑った
レ「
頭の良いガルナだが、その言葉が全く理解出来なかった
レ「さーちゃっちゃと帰って寝るぞーお前またロクに寝てねーだろ。ガキは寝ろー」
『もうガキじゃない』
レ「まだ成人にもなってない奴が何言ってんだか」
相変わらず眩しい朝日にガルナは少し目を擦る
そしてレナトスの横を歩きながら、「さっきの言葉の意味はやっぱり分からないけど、分かるまで生きてみても良いかもな」とほんの少しだけ思った
まあ、誰にも言わないけどね
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レナトスとガルナの関係に恋愛は絶ッッッ対入ってない
何だろ…何この関係。誰か教えて
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アリクイ(プロフ) - 今までで一番好きな幼児化だ…最高でした💗まじありがとうございます 本編も大好きです✨ (3月28日 18時) (
レス) @page10 id: b18e3d7574 (このIDを非表示/違反報告)
季節外れの雪だるま(プロフ) - とても面白かったです！更新よろしくお願いします🙏 (3月27日 21時) (レス) id: 12a58ce157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2024年3月26日 18時
