これでも一応神覚者 ２【MASHLE】

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カ「彼、一体どうやって…」


『…バック走、』


カ「は？」


『魔法より速くバック走する事で壁に当たる前に逃れてた』




ガルナはこの目できちんと見たのだ


凄い勢いで動く足を




そして徐々に土煙が晴れていくと、そこには無傷のマカロンがいた


地面に叩きつけられる直前、マカロンは自分と地面の間に音のクッションを敷いて衝撃を和らげたのだ



その後もマッシュは一気に駆け出し背後を取るが、反応したマカロンに杖を向けられる


しかしその杖を寸前で止めた




マ「……明らかに何かを庇う動き」




マカロンがそう言うと、マッシュはローブからシュークリームを取り出した




『…２個目、』




マ「守るものがあるとお互い全力を尽くせないでしょう。置いてきなさい」


マ「まさかまさか…騎士道精神ってやつですかこれが…」




〈すごい！！一進一退の攻防…！！ヒリついております！！〉




『さっきの無駄な時間、返してほしい』




ていうか何個シュークリーム直で入れてるの？


え？これが普通なの？違うよね？？




マ「さぁ楽しませてもらおうじゃない。マッシュ・バーンデット」


マ「うす」




二人が構えを取る




マ「アナタの本気を見せて頂戴…サウンズ、ファ！」




マカロンの攻撃をマッシュはグーパンで対処しようとするが、当たらない


音に攻撃され、鼓膜が破れたのか両耳からは血が吹き出している




マ「ちんけな魔法と一緒にしないで頂戴。殴ってどうこう出来る代物じゃないのよ私の魔法は」


マ「なんて？」




マ「つまりアナタとの相性は最悪なのよ。サウンズ、ファ！」




マッシュは手も足も出ず何度も一方的に攻撃を喰らう




マ「防ぎようがない…内から来る感じ…」


マ「ちょっと期待外れもいいとこね…残念だわ。アナタは私のタルタルではなかったみたいね


サウンズ、サラウンドオーケストラ」




するとマッシュを囲うように巨大な楽器が出現する


そして地面がひび割れる程の凄まじい音波を放ち始めた




マ「終わりね…」





地面が一気に割れて土煙が晴れた時、マッシュの姿はそこには無かった





『…えぇ、』




そして何故か、マカロンの首から下が地面に埋まっていた




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