【番外編】君が心を開くまで�� ページ23
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そしてそんなある日、遂にガルナに初めての任務が言い渡された
まあ任務と言っても、「実力試し」の方が正しいだろう
同行するのは
任務先は最近大量の魔人族が彷徨いていると言われている東の森
任務自体はそれ程危険ではない為、無事に何事もなく終わるだろうと思っていた
オ「ここだ。この先の森で数十体の魔人族の目撃情報が相次いでいる。お前はその魔人族を一掃して来い」
『……被害は抑えるの』
オ「出来るだけ抑えろ。無理なら構わん」
ガルナは頷くと、森の奥に足を進めた
二人は離れた距離からガルナの後ろをつける
すると、振動と共に数十体の魔人族が現れた
「小さイ…小サイィ…」
「人間ンンン…何しに来タァァアアアア？？？」
「コイツ我殺ス、コイツ我殺スゥゥウウウ……！！！」
「ダァアアメェエエエエ！！！！！」
魔人族の内一人が巨大な腕を振り上げた
二人はそれをどのように交わすのかを見張る
『ベノマーグラディウス』
すると巨大な紫色の剣がその腕を撥ね飛ばした
それを合図に、一斉に大量の魔人族がガルナに向かって襲いかかる
二人が流石に無理だと判断し、杖を構えた時だった
『ベノマーニドル』
今度は大量の太い針が空から降り注ぎ、次々に串刺しにしていった
耳を劈く程の断末魔が森中に響き渡り、二人は思わず耳を塞ぐ
気付いた頃にはあれ程いた魔人族も一匹残らず死んでいた
ライオがそれを確認してガルナの元へ足を進めようとした時、ガルナが膝から崩れ落ちた
ライオが急いで駆け寄ると、顔下半分を抑える白い手の指の隙間からは真っ赤な血が流れていて、地面をボタボタと赤く染めていた
オ「……っまさか、」
オーターは息を呑む
ライオはオーターの考えている事が分かったのか、サッと顔を青ざめた
オ「お前、自身の魔法に耐性が付いてないのか」
ガルナは依然血を流しながらオーターのその目を見つめる
図星だったのだろう
『……だったら何』
咳混じりの声でそう反論する
ラ「…取り敢えずすぐに病院だ。立てるか？」
ガルナは血で汚れていない方の手でライオの手を握った
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アリクイ(プロフ) - 今までで一番好きな幼児化だ…最高でした💗まじありがとうございます 本編も大好きです✨ (3月28日 18時) (
レス) @page10 id: b18e3d7574 (このIDを非表示/違反報告)
季節外れの雪だるま(プロフ) - とても面白かったです！更新よろしくお願いします🙏 (3月27日 21時) (レス) id: 12a58ce157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2024年3月26日 18時
