【番外編】君が心を開くまで�� ページ22
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『ガルナ・シャルルです』
酷く覇気の無い声でポツリと呟かれたその言葉
彼女の名がガルナ・シャルル
14歳という年齢で
しかしとても14歳だとは思えなうそのすっかりと生気を失っている黒い目や酷く青白い顔色に、神覚者達は眉を顰めた
神覚者になる人間は大体どこかおかしい
前年度の神覚者であるツララは寒いからと大量のコートで半ばダルマ状態のままで姿を表したし、レナトスに至ってはもうダルいからと新人の挨拶をバックレている
その他にもアギトは全員に向かって堂々と「是非その魔法で自分を攻撃してくれと」懇願するし、ソフィナは本の素晴らしさについて３時間弱も語っていた
カルドは自身の好物の「刺身のハチミツがけ」を皆に食べさせようとしたし、オーターに関してはもう誰も寄せ付けようとしなかった
そして神覚者の中で最年長であるライオは自身のブロマイドやぬいぐるみなどあらゆるグッズと押しつけ、自身の放つ光で目がやられないようにとサングラスを配って歩いていた
まぁもうそんな神覚者達は全員引退したか死んだかのどちらかでこの場にはいないのだが
そして今皆の前にぼーっと立っているガルナは名前だけを呟き、趣味も得意な事も何も言わない
まあ仕方ない。彼女は趣味も特技も全て否定されて生きてきたのだから
ラ「…あー、分かった。じゃあ取り敢えず君には、授与式で言われた通り魔法犯罪管理局で働いて貰う。本来なら前任から直接引き継ぎが行われるのだが、前任はもう死んでるのでそこのカルドに色々教えて貰え」
ガルナはコクリと頷くだけで何も口を開かない
最初はまぁ最年少だし緊張しているのかな？って思っていたが、一週間経っても一切口を開かないもんだから何か別に原因があるんじゃないかと神覚者達は考え始めた
ソ「でも原因を探ろうにも彼女何も言わないし…」
本当に何も言わない
挨拶は小さく返しはするものの、コチラから声を掛けない限り本当に何も言わない
そして挨拶以外で何か声を掛けたとしても、ハッキリと返されない場合が殆ど
大抵濁すのだ
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アリクイ(プロフ) - 今までで一番好きな幼児化だ…最高でした💗まじありがとうございます 本編も大好きです✨ (3月28日 18時) (
レス) @page10 id: b18e3d7574 (このIDを非表示/違反報告)
季節外れの雪だるま(プロフ) - とても面白かったです！更新よろしくお願いします🙏 (3月27日 21時) (レス) id: 12a58ce157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2024年3月26日 18時
