これでも一応神覚者 ２【MASHLE】

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『うわぁ…あんな脳天ガッツリいく？』



まぁでもアレぐらいやらないとアイツは分からないし、人生経験の1つとして捉えよう




フ〈あの…マッシュ君、ごめん、僕のせいで…〉


マ〈ありがとう〉




マッシュからの突然のお礼の言葉にフィンは顔を上げた




マ〈僕はポンコツだから、皆に迷惑かけてばかりだ…フィン君のおかげでまだ皆といれる。ありがとう〉



フィンは目を見開く



フ〈…うん、良かった…〉




「おいおい嘘だろ…」


「あり得るのかそんな事…！」




マッシュがカルパッチョを倒した事により、観客席は一気にざわめく



「最古の十三杖(マスターケイン)に選ばれた天才カルパッチョを…」


「なんかテニスの壁打ちみたいなやつで…」


「ぶっ、ぶっ…」



「「「ぶっ倒したぁ…！！？？」」」




ウ「最古の十三杖(マスターケイン)相手に完勝とは……」




カルパッチョは耐え難い痛みに苦しみながら、今までのフィンの行動を思い返していた





カ〈…確かに差は歴然だな。僕の完敗だ〉




鏡に写る、支え合って歩く二人の姿にガルナは酒を流し込む




『だぁから言ったでしょ。”やれば出来る”って』


カ「あの子は本当にすごい子だ…」




フィンはよく兄と比べてるし、自分の事を駄目な人間だとか言ってるけど、意外とそんな事ないのかもね





《脱落チームが出たため試験を終了します！》





その後はマーガレット・マカロンがカルパッチョのチームの二人の水晶を叩き割った事で脱落チームが発生

そこで試験は終了した





『ちょーっと行ってくるわ』


カ「どこにだい？」





『最古の十三杖(マスターケイン)様の負け姿♡』





意地の悪い笑みを浮かべたガルナに、カルドは「程々にしときなよ」と言葉を返した



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