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四つ ページ5

「ねぇ、昼ご飯、外食でも良い?」

母が聞く。嬉しそうにOKを出す妹はハンバーガーが食べたい気分らしい。貧血体質の私は朝から調子が悪くそんなのもの食べられない。そういうと、じゃあ一人で食べてこいと千円札を渡された。

「千円ね...」

小学生じゃあるまいし千円かよ、というのが正直なところだがまぁ、仕方ない。どこかで、食べるか。とりあえず、歩き回るかと考えた自分がバカだったことをポアロにいる私はもの凄く実感している。




「...コンビニ行こう。そうしよ」

どうも、軽いものが見つからなく、通り過ぎてきたコンビニに行こうとUターンをすると。

「ぇ、」

思わず、そこに居た人物に声を漏らしてしまった。見た目は小さな子供なくせに、中身は高校生な小さな、名探偵に。

気づいてくれなくて良かったのに、私の声に反応した彼は一気に警戒心を強くした。探る目だ。そして、ひとこと言った。

「お姉さん、お腹すいてるんでしょ...?僕、良いところ知ってるよ」

やってしまった。倒れた以来の失敗である。というか、これは人生最大の失敗だ。なんせ、主人公と関わってしまったのだから。

「...そりゃ、どうも」


歩き始めようとしたが結局、彼に止められ挙句の果てにポアロへ直行された。くそ、事件に巻き込まれるのはごめんだというのに。主人公は、妹だよね?!と若干キレるのも仕方ない。めんどくさ。


「何か言った?あやお姉さん!」

「ううん、何でもないよコナン君」

あーあ、聞こえちゃったみたいだね。大丈夫、今からそんなへましないから。今まで通り過ごせばいいだけだから。

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lkwisterven - 人の幸せは人の不幸の上に成り立っている。だから妹ちゃんは夢主ちゃんの不幸で幸せに生きて居られてるよね。それに感謝されないって悲しいね (2019年8月31日 11時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 鶴さん» すぐに反応できず申し訳ありません...更新頑張ります!有難うございます! (2019年8月12日 2時) (レス) id: b2cb3ee49e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさひ | 作成日時:2019年5月6日 18時

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