Story66-その言葉が ページ2
『ごめん………』
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私の耳が間違って聞き取っていなければ
確かに彼等はそう言った
あ｢………は、い…?｣
進めていたはずの足が止まり
思わずそう聞き返してしまった
彼等は表情ひとつ変えず私を見ていた
あ｢今、何て………｣
南｢ごめん、って…言ったんだよ｣
あ｢………｣
目の前の現実が何だか信じられなかった
あの彼等がこうも素直に謝るのだろうか
今までだって何度も騙されてきた
その彼等が
あ｢また…私を騙すつもり…?｣
おかしい
何か企んでいるのかもしれない
南｢…疑ってんのか｣
あ｢…当たり前、でしょ｣
むしろ何も警戒しないほうがおかしいと思う
涼｢私達はただ純粋に、謝りたいだけだ｣
あ｢……は?｣
南｢あんなことして悪かった｣
あ｢……!｣
その時の南雲君の瞳は
今までに見たことないくらい真剣だった
涼｢本当、すまない｣
あ｢………｣
一瞬
一瞬だけど、
素直に謝る彼等に不覚にも心を許してしまった
南｢もうお前の嫌がることなんてしねぇよ｣
こんな単純な自分が嫌になる
そりゃ、謝ればいいってもんじゃないのは
分かってるよ
現実今私の心が勝っているのは
疑いと警戒の気持ちだった
あ｢………｣
私は静かに
消えゆくようにゆっくりとその場を去った
心の中には色んな感情が渦巻いていた
きっとそれを、私はコントロール出来ない
あ｢意味…分かんない…｣
ふいに呟いた言葉
.
私はこの時もう
彼等に堕ちてしまったのかもしれない
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革ベルト
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風丸 - 作者様・・・ネ申！ (2012年1月14日 17時) (
レス) id: 8437fe289f (このIDを非表示/違反報告)
早苗 - 夢那さん>初めまして(＾ω＾)ありがとうございますσ(*´∀｀*)更新頑張ります! (2011年12月26日 12時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
夢那 - 初めまして！このお話すっごく好きです！更新頑張ってください(*^。^*) (2011年12月26日 9時) (レス) id: 3f2c85da6d (このIDを非表示/違反報告)
早苗 - 優さん>ありがとうございます(^^)続き頑張りますσ(*´∀｀*) (2011年12月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
優 - この小説の続きが楽しみです これからもがんばってください (2011年12月23日 0時) (レス) id: 31b461d93e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田早苗 | 作成日時：2011年11月11日 17時
