9話 ページ10
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無事4限目も終わり、隣の席のA待望のお昼。
『っだぁ〜〜〜疲れた!』
sm「行くか?」
なぞの伸びにはツッコまずに小声で話しかける。
『須磨先に出て。10秒後に私は出るから。』
その言葉にのっとってとりあえず教室を出る。
····ただ、
「Aさん私たちとお昼食べない?」
「え、それならみんなで食べない?」
····まぁ、予想はしてたけどな?
そうなるわ普通。
教室から聞こえてくるクラスメイトの声に、思わず足を止める。
うわこれ進んでていいのか?
あいつクラスメイトに対してまともに対応してなかったよな···。
でも、
『ごめん、今日は先約があって。明日一緒に食べてもいいかな?』
意外にもAはしっかりと返事をして、教室から出てきた。
『ぉうわっ、何してんの須磨。』
sm「···いや?別に」
『もしかして来ないと思った?』
····図星。
sm「····」
『まぁいっか。ありがと。じゃ、いこか』
道を知らないくせにすたすたと歩いていくAに追いついて、とりあえず早足で教室へ向かう。
『っちょ、競歩しないでよ須磨』
sm「してるつもりないんだけど。ていうかAお前道わかんないのに先行くなよ」
『たしかに。てっきり私が前にいるのが嫌なのかと』
俺そんな風に見えてるのかこいつには。
そのあとから俺の真後ろを歩き始めるA。
何回か靴を踏まれたが、そこからまた無言で進み、校舎のはずれの奥の方へ進む。
sm「はいここ」
『ゔっ、』
背中にどんっ、とぶつかったらしいAが
『ねぇ急に止まんないでよ...鼻つぶれるじゃん...せっかくの高い鼻が...』
と、ふざけてるのか本気なのかよくわからない発言をするので、また無視してドアを開ける。
sm「遅れたわ」
br「あ〜〜スマイル遅いよ〜もうみんな食べ始めてるんだけど......え、」
『はい?』
nkm「うん?」
俺の隣のAに気づいたぶるーくとなかむが、うん、とか、え、だけで対応していた中、やっと言葉を発したのはきんときだった。
kn「えー、っとぉ?あのー、····彼女サン····?」
····うん??
sm「なんでだよ」
『え、彼女だったの?』
sm「いや違うだろ」
一番まともそうなやつがダメになってるわ。そしてA、お前は冗談かマジかわかりづらいからやめてくれ。
kr「···もしかして君、噂のお姫様?」
......What?
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つきりとうぺ(プロフ) - 黒灰白有無%さん» わぁ…!本当にありがとうございます…!長い間更新止めてしまっていたので、また少しずつでも動かせるように頑張ります、ありがとうございます、m(_ _)m (8月10日 9時) (レス) @page20 id: 591d9e006a (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無%(プロフ) - 当初から読ませて頂いていたのですが、smさんも雰囲気にあってて凄く良いし夢主の明るい系なのにミステリアス感があるのがまた味を出してて凄く好きです!!話の題材設定も私の好みですし。この話超読みたい!となり超探すほど大好きですまた読み返しに来させて頂きます (8月10日 9時) (レス) @page20 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
つきりと - 抹茶@まっちゃんさん» わ〜!!!!めっっっちゃ嬉しいです〜!!!!!もう全然コメントウェルカムなのでほんとありがとうございます!!!頑張ります! (2022年3月3日 22時) (レス) id: 79b57cbffc (このIDを非表示/違反報告)
抹茶@まっちゃん(プロフ) - つきりとさん» ふぁぁあ!?レスありがとうございます!通知来た瞬間に興奮して、その勢いでコメントしたから気持ち悪い文章で、ひかれてないか心配だったのでレスされてめちゃうれしいです!更新も無理しない程度にがんばってください!二度の長文しつれいしましたぁぁあ! (2022年3月3日 22時) (レス) id: 38b4e77aba (このIDを非表示/違反報告)
つきりと - 抹茶@まっちゃんさん» ありがとうございます!!!変なとこで切っちゃってましたからね...すみませんお待たせしました!お待たせてしまった分面白くなるかもしれないのでお楽しみに(?)!!(←自分でプレッシャーをかけるタイプ) (2022年3月3日 22時) (レス) id: 79b57cbffc (このIDを非表示/違反報告)
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