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『…は、え？』
翔｢煽ってんのかなって思って。｣
『どうゆうこと？……！っ、ん、』
さっきは、ちゅ、とキスされた？と半信半疑だったそれは、どんどん深くなっていく。
え、なに。なんでいきなり、
翔｢…いや？｣
…そんな覗き込むように訊ねてくるなんて、ずるい。
嫌なわけない、なんて言えない。
無言を肯定と捉えたらしく、また唇が重なった。
唇、首、鎖骨、とどんどん下がっていって、ひんやりと冷たい手がお腹から腰に回って。
思わずびくっ、としてしまったら、
翔｢なにそれ。かわい。｣
至近距離で笑う翔太と目が合った。
…もう、理由なんてどうでもいい。
なんで？なんて聞かない。
翔太がかわいいって言ってくれて、
愛おしそうに見つめてくれて、
快感で余裕をなくした表情をこんなに近くで見られるなら、
どうにでもなってしまえ、と思った。
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作者名：miracle | 作成日時：2021年5月1日 19時
