素直になれなくて、 (ページ21)

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大｢やばい！超かわいかった！！！ぶたさん飼いたい！！！！｣

マイクロブタカフェを堪能すると、一段とテンションのあがるさっくん。

『ほんとかわいかったね…最上級の癒し…』

大｢あはは！Aちゃん、顔とろけてる！かわいい！｣

かわいいのは君だよ、と思いながら前を歩くさっくんについて行くと、急にタクシーを停めて乗り込もうとしている。

『え、さっくん、どこ行くの？』

大｢あはっ、内緒！あ、まだ時間大丈夫だよね？｣

『あ、うん、まだお昼だし全然大丈夫だけど…』

大｢よかった！じゃあ乗って！｣

ニコニコしているさっくんに連れてこられたのは、

『水族館…？』

大｢そう！今日は生きもの攻めでいこうと思って！｣

『生きもの攻めって。笑』

どんな攻め方だよ、と思いつつ、楽しそうなさっくんにつられてこっちまで笑顔になってしまう。

大｢にゃはは！強そうでしょ！じゃ、行こっ！｣

ぱっと手を繋がれて、しっかりと骨ばった手に思わずドキっとした。

翔太ともまた違う、男の人の手。

少し顔が熱くなったのは、目の前で繋がれてる手にドキドキしているのか、それとも昨日繋いだあの手を思い出しているのか、自分でもわからなかった。