素直になれなくて、 (ページ16)

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大｢AちゃんAちゃん！これ見て！かわいくない？｣

『え、なにこれ！マイクロブタカフェ？かわいい！行きたい！』

大｢でしょー？Aちゃんこうゆうの好きだと思ったんだぁ。｣

『さっくんすごい！本当に私のことよくわかってるね！』

えへへ、と笑った後ドヤ顔を決めてくるさっくんに思わずこっちまで笑ってしまう。

あれから、翔太からは連絡が来なくなって、代わりにさっくんからの連絡が増えた。

さっくんといると、笑顔が絶えなくてすごく楽しい。

…楽しい、けど。

それでもやっぱり、頭の片隅では翔太のこと考えちゃうんだよな。

大｢今週の日曜はどう？予約しとくよ！｣

『ほんと？ありがとう。』

スケジュールを登録しようとスマホを開くと、翔太からLINEが来ていた。

翔太今週の日曜ひま?

…タイミングがいいんだか、悪いんだか。

Aごめん、日曜は予定あって。土曜なら大丈夫だけど、どう?
翔太あー、まぁ土曜でも大丈夫。映画観たい。
Aおっけ。そういえばそろそろ観たい映画の公開日って言ってたね。
キャラうん。金曜泊まってく?

大｢…Aちゃん？なんか顔ニヤニヤしてるよ？｣

『え、あ、うそ！ごめんごめん！日曜、楽しみにしてるね！』

翔太から連絡来たのが嬉しくて、思わずニヤけてしまった。

しかも、泊まってからデートなんて、久しぶりで。

ウキウキしながらスケジュールアプリに予定を登録した。