幼馴染の君に恋をした３ (ページ31)

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紫「ごめん。」

廉「…ぇ。」

紫「怖かったよな、急にこんなことされて。」

俺は廉の肩においていた手をゆっくりと下ろす。

俺は何をやっているんだ。

こうなるってわかってたから今までで我慢してきたのに。

紫「嫌だったら今日は帰っても良いよ…？」

俺は無理やり笑う。

紫「ほんとごm…。」

その時だった。

廉(グイッ)

紫『え』

廉「チュ。」

紫「ッ！！！」

廉が俺の頬に手をおいて、自分の顔に引き寄せたのだ。

そして、そのまま唇を合わせる。

俺の目から見える廉は、目をぎゅっと瞑っていて

無理をしているのは明らかになのに

それでも唇を離そうとはしない。

紫「ちょっ、れ…廉。俺、まじで我慢…できなくなるからっ…。」

俺が無理やり唇を離すと、廉は俯く。

紫「どうしたの、廉？俺怒ってないよ？」

廉「ち、違っ。」

俺の言葉に廉はバッと顔を上げた。

けれどすぐに目を逸らす。

紫「廉？」

そして、廉は俺の胸元をぎゅっと掴み、俺の胸に頭をつけこう言った。

廉「…ええよ。」

紫「え。」

廉「だから、してもええよっ…///」

俺は自分の耳を疑う。

だって、まさか廉がこんなこと言ってくれるなんて。

廉「……何か言ってや。」

俺の胸元を掴む手は、恥ずかしさなのか緊張なのか小刻みに震えている。

紫「廉、顔見して。」

廉「待って、今やっ」

俺は廉の言葉を無視して、廉の顔を上げさせた。

紫「っ…///」

でもダメージをくらったのは俺の方。

頬を真っ赤にして涙目でこっちを見る廉は、信じられないほど可愛くて

俺は何も言わず、廉に噛み付くようなキスをした。

廉「ん…っ」

紫「はぁ…ベット行こっか。」

そして廉の体を抱き上げ、ベットまで運ぶ。

シーツに上に優しくおろしたあと、俺は廉に覆い被さった。

紫「可愛すぎ。」

俺は廉の頬を撫でる。

トロンとしていている目で俺をとらえる廉。

その姿はとても色っぽい。

紫「…ほんとに良いんだよね。」

廉(コクッ)

紫「ありがとう、大事にする。」

俺は廉を抱きしめた。

紫「愛してるよ。」

廉「俺も。」

廉が耳元で呟く。

俺は廉の服に手をかけた。