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紫耀side
体育祭が終わって数日。
そして、俺と廉の関係を知られて数日。
翌日は、俺と廉も少し不安を抱えながら登校していたのだが
普段とあまり変わらない日々が続いていた。
１つ変わったことがあるとすれば…。
女子が廉にベタベタしなくなったのだ。
前なら、朝登校すると必ず女子が近づいてきたのだが、今はそれが全くない。
でも、俺たちを気持ち悪がって無視しているわけではないようで
俺たちを見かけると、笑顔で「おはよ。」と言った後、すぐ通り過ぎるのだ。
別に廉に近づくなとは言ってないんだけどな。
今日も廉と登校すると
やっぱり数人の女子が挨拶してきただけで引き留めることはなかった。
俺は教室に入り、鞄を置く。
すると、瑠奈が話しかけてきた。
石「おはよ、紫耀。」
紫「おはよ―。」
ん？これはチャンスなんじゃないか。
俺はふと思いつく。
瑠奈は女子だから、なんか知ってるかもしれない。
紫「ちょっといい？」
俺は瑠奈にこそっと話しかける。
石「何？」
紫「あのさ、最近女子どうしたの？」
石「？」
紫「いや、あまりにも廉に対する距離感が変わったからさ…。」
石「あ〜。なるほどね。」
紫「俺、別に廉と話すななんて言ってないんだけどなぁ―と。」
俺は頭をかく。
石「それはさ…２人を邪魔したくないからだよ。」
紫「え。」
石「最初はそりゃ戸惑ってたよ？でも、しばらくしたらあの２人お似合いって人が増えてきてさ。」
瑠奈は嬉しそうに笑う。
石「陰から見守ろうってなったの。」
紫「なんだよそれ(笑)」
笑いながらも、俺はホッとする。
俺を怖がってたわけじゃないのか。
クラスの女子side
やばい。２人で登校とか尊い。
同じクラスで良かった。
神様ありがとう。
新作よろしくお願いします(*´ω｀*)
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作者名：恋空奈 | 作成日時：2021年3月14日 18時
