幼馴染の君に恋をした３ (ページ14)

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学校内をぐるぐるとまわっていると

謎解きゲームをやっている教室を見つけた。

廉「紫耀、あれやりたい！」

俺がその教室を指さして言うと、紫耀はにこりと笑って頷いてくれた。

謎解きゲームは５個のなぞなぞを解いて

その正解の数とタイムを競うというものだった。

用紙をもらって教室に入る。

すると、すぐに一つ目のなぞなぞを見つけた。

廉『あ、わかった。』

文を読んですぐに俺はひらめく。

廉『このくらいのレベルなら小学生でも解けるんちゃうか。』

なんて思いながら俺は紫耀に確認をとるため、紫耀を見た。

けれど、紫耀は眉をひそめて難しそうな顔をしている。

廉『え。紫耀もしかして…。』

廉「わからへんの？」

紫「え、廉わかったの！」

やっぱりわかってなかったんか。

紫耀は驚いた顔で俺を見る。

廉「これ、簡単やで？」

俺がなぞなぞを解説すると、紫耀はやっと納得した顔になる。

紫「やっぱり廉は頭いいな。」

廉『紫耀がバカなだけなんじゃ…。』

すこしそう思ってしまったけど、俺は口を紡ぐ。

それになんか俺が守ってあげてる感があっていいなって思ったり？

結局なぞなぞはすべて俺が解いた。

やはり４，５問目は難しかったが

どれもあまり悩まずに解けたのでランキングに載ることができた。

廉「ごめん、紫耀つまんなかった？」

廊下に出て俺が話しかける。

俺が一方的にやりたいと言ってしまったので、不安だったのだ。

紫「ううん、楽しかったよ。それに惚れ直した。」

廉「っ///」

なんやねん。

さっきまで俺が彼氏側やったのに、これじゃまた紫耀が彼氏側やん。

紫「やっぱり頭脳の方じゃ勝てないな。」

廉「…俺もばかで可愛い紫耀好きやで。」

そんなにずっとやられっぱなしでいられるか。

俺は悔しくなって言い返す。

次に赤くなったのは紫耀の方やった。