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カウンター越しに2人の会話は続けられた。
「地方は…出張だったんですか?」
「ああ、はい。映画を撮っていました」
聞き逃してしまいそうになるほど、さらっと彼は答えた。
「え、映画ですか!?」
映画を撮りに地方に行く…?
そんな職業って……もしや……
「もしかして、映画監督…さんですか!?」
ごくり、と唾を飲んで尋ねる。
彼は驚いた表情を見せ、大きな声で笑い始めた。
えっなんで笑われてるの?!
なんか私変なこと言いました…?!
「いや、すみません(笑)なんでもないです(笑)
まぁ、そういう芸能系の仕事です(笑)」
しばらく彼は1人で笑いを引きずっていた。
何故そんなに可笑しいのか、
全く分からない私は困惑しながらも
くしゃっと皺を寄せて笑う彼を見つめる。
会話はすごく弾んで、
結局閉店時間を少し過ぎるまで話し込んでいた。
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優雨 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 2のここの部分 都内の家をイノベーションなんてしたのだから、 これ正しくはリノベーションではないんでしょうか? (2022年5月23日 0時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
era(プロフ) - レイさん» レイさん、恐縮です…ありがとうございます(;o;)お気遣いも優しすぎて私こそ癒されました…レイさんもご自愛くださいませ! (2018年1月17日 10時) (レス) id: 0e6a82481d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - eraさんの小説とっても面白いです!日々癒やされております。小説を書くのがとても上手ですね( =^ω^)次回作もすごく楽しみですが、まだまだ寒い日が続きますので、お身体ご自愛ください☆ (2018年1月17日 2時) (レス) id: 9efa47c4d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:era | 作成日時:2017年12月3日 22時