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自他ともに認めるカフェイン中毒の彼女は
コーヒー豆を大量に買って、
満足そうに帰っていった。
しばらくして、閉店を告げる時計が鳴る。
「すみません、閉店のお時間になりました」
1人だけ残った、最後の客の例の彼に声をかける。
「あぁ、すみません。お会計しますね」
「はい、1100円になります」
「あの……」
彼が急に話しかけて来たので思わず、
レジを打っていた顔を上げる。
「何でしょう?」
「コーヒー豆って、僕でも購入できますか?」
あぁ、遠野さんが買って行く様子を見てたのかな?
「えぇ、もちろんです!
ちょっと在庫確認しますね」
「ありがとうございます」
ほっとした表情の彼に頷いて、ストックを確認する。
ん…?あれ……?
販売用って、これだけしかなかったっけ?
ストックの袋の中身には、数粒の豆しか入っていない。
「やばい…なんで…?!」
非常にまずい状況となり、焦りながら原因を考える。
そうか、遠野さんの爆買いのせいだ……。
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優雨 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 2のここの部分 都内の家をイノベーションなんてしたのだから、 これ正しくはリノベーションではないんでしょうか? (2022年5月23日 0時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
era(プロフ) - レイさん» レイさん、恐縮です…ありがとうございます(;o;)お気遣いも優しすぎて私こそ癒されました…レイさんもご自愛くださいませ! (2018年1月17日 10時) (レス) id: 0e6a82481d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - eraさんの小説とっても面白いです!日々癒やされております。小説を書くのがとても上手ですね( =^ω^)次回作もすごく楽しみですが、まだまだ寒い日が続きますので、お身体ご自愛ください☆ (2018年1月17日 2時) (レス) id: 9efa47c4d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:era | 作成日時:2017年12月3日 22時