過去の話 ページ49
柚「んー！」
先「Aちゃんおはよう。体調はどう？」
柚「先生！もーすっかり元気です！」
先「良かった、今日の発表会の踊り楽しみにしてるよ」
柚「はい！」
10歳の春。
今日はダンスの発表会。
ヒップホップをやっている父の影響でダンスを始めた私は、続けるごとにどんどんダンスにハマっていった。
そしてやっと発表会で踊れるくらいの実力を身につけたんだ。
コ「Aちゃん！」
柚「コーチ！おはようございます」
コ「今日ね、なんだか偉い人が来るみたいよ」
柚「偉い人？」
コ「芸能事務所の社長さんだって」
柚「え、どこの事務所？」
コ「そこまでは分からないけど…もしかしたら誰かスカウトされるかもね！Aちゃんもダンスの事務所入りたいんだっけ？」
柚「一応目指してます」
コ「じゃあ頑張んなきゃだね！夢に近づく第一歩かもしれないし」
柚「はい！頑張ります！アップしてきます」
表舞台で踊る父に、私はずっと憧れてきた。
だから、チャンスがあるなら逃したくない。
〜
先「Aちゃん、着替えたら会議室の方に来てくれる？話があるんだ」
柚「はい…」
なんだろう。ドキドキする。
柚「(コンコン)失礼しますー…」
先「あ、来ました」
？「Youがさっきセンターで踊ってた子？」
柚「あ、はい。柚井Aっていいます、はじめまして」
ジャ「僕はジャニー喜多川です。よろしくね、早速だけど本題に入っていいかい？」
柚「…はい」
ジャ「ジャニーズ事務所に入る気はないかな？」
柚「ジャニー…ズ？」
先「男性のアイドルグループが所属している事務所だよ」
柚「男性なら、私は入れないんじゃ…」
ジャ「Youのダンスなら、ジャニーズに入ってもやっていけるんじゃないかと思ってね。試しに今度ライブ見に来てみない？」
柚「…分かりました」
ーーー
柚「うわぁぁ…人がいっぱい…」
ライブを見に来てと言われ来てみたけれど、入口付近にはファンだと思われる女性がたくさん。
柚「ジャニーズって…こんなに人気なんだ…」
ここから入るように、と言われていた裏口から入り関係者しか入れない所にいく。
柚「どうしよう…入っていいのかな…」
？「あれ、ジャニーさんが言ってた今日見に来る女の子って君のこと？」
柚「へ？」
？「こっちこっち。俺お迎え頼まれてんの」
優しそうな男の人が手招きをして連れて行ってくれる。
？「連れてきたよ」
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moe(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！！ (2020年10月1日 12時) (
レス) id: 18f8d03274 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月1日 12時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2020年9月22日 23時
