狼と七匹のDK【創作】

管理人さんのお話 ページ7

ｺﾝｺﾝ

「自己紹介(と宣伝)終わったかー？入るぞー」

ノックの音と共に管理人さんの声が聞こえてきた。
何だか管理人さんとは久しぶりに会う気がする。

僕達が返事をする前に部屋に入ってきた管理人さんは、そのまま床に座り話を始めた。


「はい。突然だがここの施設について話をする」



…意外と話が長かったから僕の方でまとめてみると、

・ここの施設は、親がいなかったり、何らかの事情で親と一緒に暮らせなかったり、
あるいは児童養護施設等から出たが、行くあてがなかったりする『男子高校生』達を強引に連れてきて一緒に暮らす施設。

・ここの施設に入っている男子高校生は、今現在7人。
つまりここの部屋にいる人達だけ。
でも来週もう一人追加されるらしい。

・連れてこられる男子高校生は皆、顔が整っている…らしい。
照れるな。

・管理人さんも元々ここに連れてこられた男子高校生だったらしい。今はここから誰かが逃げ出さないように見張っている番人的存在。

・あまり詳しいことは企業秘密なので伝えられない…とのこと。


「他にも分からんことがあったら言える範囲で教えてやるよ」と言い残して部屋を出てった。

うん。いろいろ聞かせてもらった。
寝てたやつもいたから後で教えてやろう。

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