近キョリ恋愛～ Season Zero ～２《Kanata.A》 (ページ2)

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奏「俺、ほんとはすっげー怖いよ。...俺が、学校行ってる間にAがいなくなってたら、って思うと怖い...。...でも、Aはずっといるから。俺の中には、ずっといるから。...だから、俺のこと忘れないで？」

奏多は私がいつ死んでもいいように、

夏休みラストの今日、言ったんだと思う。

ごめんね、奏多。

でも、ありがとうのほうが大きいよ。

奏多、ありがとう。

『......かなたのこと、ずっと...覚えてるから』

私は急に眠くなって、

目をつむった。

...それから、すぐに機械が鳴って

私の心臓が止まったことを

私は知らない。

...大好きだよ、奏多。

いまも、昔も、これからもずっと。

私が大好きなのは奏多だけだから。

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