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加藤side
「話してくれてありがとう」
俺はそう言うしかなかった。
だって、Aの肩が震えていたから。
俺はそっとその肩を抱きしめる。
「ごめんね、ほんとごめん」
「うん」
「正直に話して…成亮と増田さん、仲悪くなったら嫌だから言えなくて…」
「……」
「でも嘘はもっと言えなくて…黙ってるしか」
Aの辛そうな顔。
もうこれ以上見ていられない。
「……俺のこと、好き？」
「え？」
当たり前でしょ、とでも言いたそうな顔。
「好き、、……大好き、だよ？」
“大好き”
その言葉に思わず俺の表情も優しくなる。
「じゃあもういいよ」
それに
「俺も…、悪かった」
「え……？」
「その…増田とシた、と思ってつい」
「シてないよ？」
「さっきの話聞いて分かったよ、ごめん早とちりだった」
しばらくの沈黙。
分かってる。
きっと俺らは今同じことを考えてる。
「もしも……、だったら」
「…？」
「ちゃんと責任、とるよ」
「責任？」
「順番はおかしいけど…その、、」
口ごもる俺に涙を拭いながら微笑むA。
「デキちゃったら、…ね？」
「うん」
俺はAをさらにキツく抱きしめた。
この気持ちが、
Aを誰よりも愛しいと思うこの気持ちが、
このままAに流れて伝わればいいのに、
と。
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くっきい(プロフ) - にゃんさん» 続き楽しみにしてます！ (2017年7月10日 18時) (
レス) id: 1598350b04 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - くっきいさん» 読んでいただきありがとうございました；； (2017年7月10日 17時) (レス) id: 42cb79046d (このIDを非表示/違反報告)
くっきい(プロフ) - ついに完結しましたね！とても面白かったです！ (2017年7月10日 17時) (レス) id: 1598350b04 (このIDを非表示/違反報告)
くっきい(プロフ) - 是非私のも読んでくれるととても助かります！ (2017年7月9日 22時) (レス) id: 1598350b04 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - くっきいさん» めちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます> < (2017年7月9日 22時) (レス) id: 42cb79046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年6月16日 20時
