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side 小山
公演初日まで、残り1ヶ月。
手越はいつにも増して
ダンスにボーカルに頑張っていた。
レッスンも開始2時間前にはスタジオへ来て
自主練習しているとスタッフからの噂で耳にした。
「手越、ちょっと休みなよ」
明らかに疲れた表情。
顔色も良くないみたい。
「大丈夫だから」
俺の言葉には耳も貸さず
黙々と鏡に映る自分の姿と睨み合っている。
その時
「あっ」
足元がもたついた手越を、すかさず支えに入る。
「だから休めって」
それでも手越は
「こんなんじゃ間に合わねぇよ」
そう言いながら俺から離れた。
プロ意識が高いのはいいことだけれど…
もう何と声を掛けたらいいのか分からない。
その時
まっすーが機嫌悪そうに
レッスン場から出ていくのが鏡越しに見えた。
手越にも見えたのか
追いかけるように小走りでレッスン場から出て行く。
あの2人……
ここ最近
特にソロ発表があった後から
ぎくしゃくしていたのには気づいていた。
何を話してるんだろう……
気になって俺も後を追いかけた。
「まっすー」
ちょうど手越が
まっすーの肩を掴むところだった。
2人には悪いけれど。
物陰に隠れて様子をみる俺。
「どうしたんだよ」
「……手越、無理しすぎだろ」
「でも…期待には答えたいし」
「……命削ってまで、やることかよ」
そういうと肩の手を振り払って行ってしまった。
残された手越の苦しそうな顔。
え……？
どういうこと……？
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suzumana2721(プロフ) - 更新されるのを楽しみにしております。 (2018年4月29日 1時) (
レス) id: 641ed8a683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2018年2月20日 21時
