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ASide
今日は、1番嫌いな場所に来ています。
A「ふぅ〜…」
ー前日
A「あの、萩谷さん」
萩「ん？」
A「私明日、実家に帰ってみようと思います」
萩「え」
A「帰って、両親と兄とこれからのことちゃんと話し合ってきます」
A「じゃないと、スッキリ出来ないと思うんです。萩谷さんともちゃんと向き合えないままになっちゃう。そんなの萩谷さんに申し訳ないから…。」
萩「自分の問題を片付けてからにするってわけね」
A「はい。…あと、中条くんにも謝ってきます。」
萩「…分かった。でもなんかされそうになったらすぐ電話して。心配だから」
ーーーーーー
A「向き合わないと。自分の問題に」
？「あれ、珍しいな」
A「！！…お兄ちゃん」
蒼「何しに来たんだ？帰ってこないんじゃなかったっけ？」
A「今日は大事な話があって来たの。そろそろけじめつけないとと思って」
蒼「もしかして、花園に戻ってくる気になったとか？」
A「それは絶対にない。とにかく、お兄ちゃんにもその場にいてもらわないと困る」
蒼「はいはい、そういう所母さんそっくりだね〜」
A「うるさい」
ーーーーーーーーー
母「A。急に話があるって、どうしたの？」
父「やっと帰ってくる気になったか」
A「違います。これまで通り私は1人で暮らす。それは絶対に変わらないから。
お母さんがしたこと、許せたわけじゃないけど…。いつまでもこんな風にしてたって
意味ないなって思ったの。だから…仲直りしたい。どうかな？」
母「…A、あなたには言ってなかったけど…私あの日からずっと彼女のお墓参りに行っていたの。
私が彼女にしたことは、どんないじめなんかよりも辛いことだったって気づいたから。
申し訳ないと思って、それで…彼女のお母様にも謝りに行った。
もちろん許してもらえるなんて思っていなかったけれど。
けど彼女のお母様、許してくださったわ。あなたも謝りに来てくれたからって。
毎日家に来て、お線香をあげてくれたって。
それで私、自分が犯した罪の重さに気づいたのよ」
A「お母さん…」
父「許されることじゃないが、これが母さんなりの誠意なんだ。どうかA、認めてやってくれ」
母が人に頭を下げるなんて、小さい頃は考えもしなかった。
あのプライドの塊でできた母が。
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まねまね - 最初から一気読みしちゃいました！！萩谷くんとの恋が実ってよかった〜 (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - 本当ですか！？ありがとうございます。楽しみに待ってます。 (2021年4月25日 11時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - Ｍさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！何回も読み返してくださったんですね…！こんな嬉しいことはないです…。another story必ず更新します！ (2021年4月24日 22時) (レス) id: 1eedcfe68d (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - すごくキュンキュンしました。このお話大好きで、何回か読み返しちゃいました。今日も一気読みしてしまって・・・もしよろしければanothore story など作ってほしいです。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2020年8月14日 0時
