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萩谷Side
日奈ちゃんに聞いた話と、俺が彼女から聞いた話。
2つの情報を合わせることで、彼女がどんなに辛い人生を送ってきたのか、なんとなく
分かる気がした。
本当の友達ができなかったこと…平気そうに話していたけど内心では苦しんでいたのかもしれない。
萩「はぁ…」
長「やっぱり気になってんだ」
萩「んー…」
阿「18年生きてきて、親のせいで自由がなくなるって辛いよな〜」
萩「そっから抜け出すために家を飛び出して、けど結局それを家族に阻まれる…。
それを守ってくれる人もいない…」
阿「あれ、噂をすれば」
顕嵐の指差す方向には、Aちゃんの姿。
長「萩ちゃん行ってきなよ！心配してたでしょ！」
ながつの声を聞くと同時に俺は駆け出した。
萩「Aちゃん！」
A「っ！」
萩「やっと会えた…。心配だったんだよ。あれから全然会えないからなんかあったのかと思って」
A「…大丈夫でしたよ？特に事件もありませんでしたし」
萩「日奈ちゃんに聞いたよ。無理してるみたいだって」
A「…別に無理してなんか…」
そういってふらっとよろめく彼女。
萩「おっと！」
A「…すみません。最近ろくに寝てなくて」
萩「やっぱり。」
こんな状態なので彼女を交番に連れて行って休ませることに。
萩「そろそろ聞かせてくれないかな？君の過去」
A「…分かりました。話します。」
A「高2のとき、クラスで1番仲が良かった子がじさつを図ったんです。
それ、私の母が彼女に、もう私に近づくなって言ったことが原因で。
それ以来、クラスで少しは話してくれてた子たちも離れていって。
友達、ゼロになっちゃいました…。」
彼女の母親は教育評論家でもあり巨大会社の社長夫人でもある。
それを考えれば母親が友達に近づくなと言ったのも合点がいく。
もちろん良いこととは言えないが。
彼女の話では、なくなった友達は彼女の母親から結構ひどいことも言われていたようだ。
A「そこからいじめの寸前みたいなのがはじまって、学校行かなくなって」
A「予備校だけ行くようになったんです。そこで日奈に出会いました。」
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作者です！話が重くてすみません！
もうじき萩ちゃんとの恋に行きますのでしばしお付き合いください！
moe☆
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まねまね - 最初から一気読みしちゃいました！！萩谷くんとの恋が実ってよかった〜 (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - 本当ですか！？ありがとうございます。楽しみに待ってます。 (2021年4月25日 11時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - Ｍさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！何回も読み返してくださったんですね…！こんな嬉しいことはないです…。another story必ず更新します！ (2021年4月24日 22時) (レス) id: 1eedcfe68d (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ(プロフ) - すごくキュンキュンしました。このお話大好きで、何回か読み返しちゃいました。今日も一気読みしてしまって・・・もしよろしければanothore story など作ってほしいです。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: f9e6ec9ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2020年8月14日 0時
