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翌日。
出勤してしばらくすると
VIPルームに指名が入った。
とくん…とくん…
うるさいほどに鼓動が早く聞こえる。
“知らない”と言われて、
心底傷ついた自分がいた。
知らない間に、
“会いたい”と思うようになってしまっていた。
「失礼します」
扉を開けると、そこにいたのは。
「…！」
「…勇人さんだと思った？」
残念そうに笑う、てっとだった。
「また顔に出てた？」
「うん、ばっちり」
隣に座ると、てっとは頬を膨らませた。
そして真剣な顔つきで話し始める。
「ここってさ、こんなもん置いてんねんな？」
てっとは少し乱暴に灰皿をどける。
下にあったゴムが露わになり、
てっとが坂本勇人との行為を疑っていることが
瞬時に予測できた。
「使ったことないけどね」
真実だから、堂々と。
そう述べると、あからさまにてっとは安堵していた。
「ね、ちゅーしよ？」
ぐっと2人の距離を縮める。
甘えるような顔つきで、キスをねだる。
「…だめです」
「昨日したやん」
「今日はだめです」
「勇人さんとはするのに？」
驚いて目を見開くと、
てっとは「やっぱり」とため息をもらした。
「Aちゃんのそーゆーとこ、すきやけどきらい」
すぐ顔に出るところ、と。
どうしたらいいのか考えあぐねていると、
てっとはさらに距離を詰めた。
「なぁ…勇人さんと俺、どっちがヨカッタ？」
「どちらも同意の上ではないので、なんとも」
開き直ると、てっとはくすっと笑った。
「Aちゃんのそーゆーとこ、すき」
ちゅ、とほっぺにキスを落として。
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琴子(プロフ) - 初めまして、せっかくいい作品なのに鍵を付けるのはどうしてですか？私も含めて見たいと思ってる人沢山いると思います。鍵を外せとは言いません。でも私達にも読むチャンスがあってもいいんじゃないでしょうか。作者様の深いお心で考えていただきたいと思います。 (2018年9月5日 1時) (
レス) id: 1b69955aed (このIDを非表示/違反報告)
AIRA(プロフ) - いおりさん» はじめまして！コメントありがとうございます☆更新遅くて本当にごめんなさい（涙）頑張るので最後までどうかお付き合いくださいっ！よろしくお願いします！ (2018年4月10日 23時) (レス) id: 995a215616 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 久々の更新とっても嬉しいです〜〜！！！連投ごめんなさい（；＿；） (2018年3月4日 21時) (レス) id: 0e33b65e0a (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - はじめまして！かなり前なのですが、ネコとライオン。を見つけ、AIRAさんの作品を読ませていただいて、こちらの作品も、ネコとライオンの番外編も続きを楽しみにしてました〜！！これからもAIRAさんの作品を楽しみにしてます！！！ (2018年3月4日 21時) (レス) id: 0e33b65e0a (このIDを非表示/違反報告)
AIRA(プロフ) - 楽天loveさん» 遅くなってすみません（ ; ; ）朧月夜のパスワードは、現在お答えしていないのです（ ; ; ）削除すら検討している作品ですので、どうかご容赦くださいませ（ ; ; ） (2018年3月3日 23時) (レス) id: 995a215616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AIRA
| 作成日時：2017年4月29日 4時
