社内恋愛禁止 続 [翔]１ ページ10
和也:翔ﾁｬﾝ､どーぞ^^
翔:あ､ありがとう^^
ニノからコーヒーを受け取り一口飲む｡
いつ飲んでのニノが淹れたコーヒーは美味い｡
専務にAとの関係がバレそうになった時
当時､取引相手であった二宮夫婦は
俺たちの関係は何も聞かず庇ってくれた｡
庇ってもらったのに
黙ったままには出来ず
俺たちは二宮夫婦にだけは
本当のことを打ち明けた｡
その時､ニノも美佳ｻﾝも
"人の気持ちは会社の規定じゃ縛れない"
と言って､俺たちをただ見守ってくれた｡
そして､今では心を許せる親友だ｡
和也:何かあったんでしょ??
翔:え??
和也:だから僕んちに来たんでしょ??
翔:うん…
俺はコーヒーをもう一口飲んで
意を決したように口を開いた｡
翔:Aにとっての幸せってなんだろ…
和也:Aﾁｬﾝにとっての幸せ??
翔:うん…
Aを幸せにしてやりたい…
それは常日頃から思っていること｡
俺たちも付き合ってもう３年が経つ｡
結婚だって考える時期だ｡
でも､社内恋愛が禁止の俺たちの会社は
そう簡単にはいかないだろう…
どれだけ非難の目で見られるだろう…
俺は別に構わない…
でも､Aにだけは
そんな辛い思いをさせたくない｡
和也:翔ﾁｬﾝの傍にいることが
Aﾁｬﾝの幸せなんじゃない??
翔:俺の傍にいることがAの幸せ…??
和也:だってそうでしょ??
好きな人の傍にいれるって幸せじゃん^^
２人の双子の子供と素敵な奥さんがる
ニノだからこそ説得力があると思った｡
翔:社内恋愛ってホント窮屈…
和也:何を今更(笑)
だったら結婚しちゃえば良いじゃん^^
簡単に言ってくれんなぁ…二宮ｻﾝよ(笑)
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革ベルト
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作者名：和.com | 作成日時：2012年3月10日 19時
