変わらない笑顔 続 [和也]２ ページ15
和也:A!!
A:(ビクッ!!) な･何??
俺は帰るなりAを抱きしめた｡
和也:ごめんな…
A:何が??
和也:俺､Aの思いに
気付いてなかったんだよな…
状況が飲み込めないAは
俺の腕の中で首をかしげる｡
和也:俺､ずっと後悔してた｡
あの日､Aにあんな事言ったから
Aは､夢を諦めたんだって…
俺が夢を奪ったんだって…思ってた｡
A:和……
和也:俺と一緒にいることで
Aを縛り付けてるんだったら
別れたほうがAのためだって思った｡
俺はAを抱きしめる力を強めた｡
和也:でも､潤ｸﾝに言われた…
"Aの想い気付いてやれよ!!"って…
僕を想って傍にいてくれるんだよね??
A:今頃気付いたの??
そうだよ…和が好きだから傍にいるの｡
自分の夢なんかより和が大事だから…
和に辛い思いさせたくないから…
Aが涙を堪えながら
俺に訴えかけてくる｡
A:だから…別れたほうが良いなんて
もう…絶対に思わないで??
私は今のままで十分幸せなんだから!!
和也:うん…もう２度と思わない…
A:男に２言はナシよ??
和也:もちろん!!
俺がAを守るから…
お互いの額をぴったりくっつけ笑いあった｡
和也:だからA､結婚しよう??
A:お嫁にもらってくれるの??
和也:もちろん!! お嫁に来てくれる??
A:もちろん^^
俺はAに優しくキスをした｡
和也:俺が世界で１番幸せにしてやる｡
A:期待してる^^
そして俺たちはこの半年後
人前結婚式と言う形をとって結婚した｡
Aの苗字が二宮になった日｡
新しい俺たちの人生が始まった日｡
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作者名：和.com | 作成日時：2012年3月10日 19時
