社内恋愛禁止 続 [翔]２ ページ11
和也:そろそろ良いんじゃない??
翔:俺らが良くても会社がな…
和也:別に関係ないんじゃない??
翔:そう簡単なモンじゃないっしょ…
ハー…と俺はため息をつく｡
和也:そもそも､何で社内恋愛禁止なの??
翔:暗黙のルール…的な??
和也:何でそのルールが出来たの??
俺は会社であった出来事をニノに説明した｡
和也:今の２人なら問題ないんじゃない??
翔:ニノ､俺の話し聞いてた??
和也:聞いてましたよ(笑)
そもそも､仕事を落としたことが
社内恋愛禁止のきっかけなんでしょ??
翔:まぁ…
和也:でも､２人はきちんと仕事してる｡
仕事を落とすどころかたくさん成功してる｡
ナイスコンビの２人を誰が反対するんです??
ニノが言ってることは分からなくもない｡
正しいんじゃないかって思うくらいだ｡
和也:前にも言ったじゃん^^
"人の気持ちは会社の規定じゃ縛れない"って｡
会社の規定のために２人の幸せ諦める??
翔:２人の幸せ…
和也:Aﾁｬﾝと結婚して子ども作って
楽しくて明るい家庭を築く幸せを
会社の規定のために犠牲に出来る??
翔:……………
和也:確かに､ルールは守るためにある｡
でも､会社には幸せになる事を奪う権利はない｡
誰だって､幸せになって良いんだから^^
ニノの言葉が身にしみる｡
俺たちはルールを破って一緒にいる｡
でも､幸せになる資格は持っている…
美佳:ただいまぁ〜
その時､買い物に出かけていた美佳ｻﾝが
双子ｸﾝを連れて帰ってきた｡
優大:たーいま^^(ただいま)
英雄:たらいま^^(ただいま)
美佳:あら､翔ｸﾝいらっしゃい^^
翔:お邪魔してます^^
出かけ先から帰ってきて真っ先に
ニノに抱きつく優大ｸﾝと英雄ｸﾝ｡
そんな２人を優しく抱きしめるニノ｡
その様子を優しく見守る美佳ｻﾝ｡
これがニノが言う幸せ｡
そんな幸せを俺は諦めるのか??
後ろ指差されたって良いじゃないか…
俺がAを護れば良いんだから…
幸せになることを邪魔する権利は
会社はおろか誰も持っていないんだ｡
翔:ニノ…
和也:ん??
翔:俺さ…―――――｡
俺は二宮家を出ると
携帯を取り出しAに連絡をした｡
翔:A?? 今からちょっと会えるか??
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和.com | 作成日時：2012年3月10日 19時
