近キョリ恋愛～ Season Zero ～《Kanata.A》 (ページ9)

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起きると、ベッドに

倒れ込んで寝ている奏多がいた。

『寝ちゃったんだ』

奏多にブランケットを掛けて、

部屋を出るとママがいた。

『ママ、早いの？今日』

マ「なに言ってるの？もう夜の10時よ？奏多くん、バイト終わってまた来てくれたのよ」

えっ...てことは、

私どんだけ寝てたの。

マ「今日は泊まってってもらいなさい？」

『ん、わかった』

マ「あと、これ。ハルカくんからのお見舞い品と美麗ちゃんからのお見舞い品。...あ、そういえばハルカくんのお姉さん？帰ってきたんですって！」

え、りりちゃん帰ってきたの？

嘘っ、早く会いたい...。

マ「たくさんあるから、奏多くんと半分こして食べなさいよ～？あと、薬飲み忘れないでね」

『うん。その前にお風呂入っちゃうね』

マ「は～い。ちなみに奏多くんはもう入ったわよ。あんたが気づかなかったってことは乾いちゃったのね～(笑)」

ママ、さっき「泊まってってもらいなさい」って

言ったけど泊まらせる気満々なんじゃん。

お風呂入って、帰りますなんて言う人いないよ。

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