近キョリ恋愛～ Season Zero ～《Kanata.A》 (ページ7)

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私と奏多は昔から両思い。

でも、もし付き合ったら

自然的にハルカと美麗と、

一緒にいる時間が少なくなりそうだから

奏多と「付き合いはしない」って約束した。

でも、その時に言われたんだ。

「俺はずっとAが好きだから、あの二人が付き合ったら俺らも付き合おうね」って。

いつになるかわかんないけど、

その日が楽しみで楽しみで仕方ない。

奏「あー、もうダメ。何考えてるのか知らないけど顔色どんどん悪くなってるから！」

『え？私、楽しいこと考えてたんだけど』

奏「いや、お前まじで顔色悪いぞ」

...早退しろってことですか。

やだなぁ、早退。

奏「俺も一緒に帰るから」

『え？』

奏「それならいいだろ？」

『...うん』

奏「よし、じゃあ保健室行くぞ！」

奏多はそう言うと、

私の手を掴んで教室を出た。

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