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片付けが終わったみたいで、
病室に来た4人。
そういえば、機械外されててよかった。
メールが来る前に落ち着いたからって
一旦外してもらったんだよね。
また、みんなが帰ったら付けると思うけど。
あ、言わなきゃだね。
...退院はもうできないこと。
それと、夏休み中に1回だけ外出許可が出たこと。
あと、1ヶ月に数回は外出許可だしてもらえること。
...言うことたくさんだ(笑)
奏「とりあえずハルカと美麗から」
ハ「おう。...俺ら、付き合うことになった」
『お！ほんとに！？よかったー！』
美麗、やっと叶ったんだね。
嬉しそうだなぁ、美麗。
凛「あたしも、橘さんと話してきた」
りりちゃんはスッキリした顔をしていた。
りりちゃんも、よかったぁ。
奏「...言うこと、たくさんあるっぽいね」
あ、私か。
ほんと、たくさんだよ。
『まずね、私もう退院できないって』
奏「...え？」
美「嘘でしょ」
『嘘じゃないよ(笑)ほんと』
ハ「そんな危ないの？」
『なんか、謙ちゃん曰くね次発作が起きてすぐ処置できなかったら、私死ぬかもしれないんだって』
私がそう言った瞬間、
病室の空気が変わったことには
すぐ気付いた。
『でもね、夏休み中に1回だけ外出許可出たの』
奏「まじ！？」
『うん！』
奏多は嬉しそうに、
「どっか行くって決めたら連絡するからな」って
言ってきた。
『あと、1ヶ月に数回は外出許可出してくれるって！だから、学校にもたまには行けるから』
私がそう言うと、
とりあえず安心したのか
美麗がソファに座って、
ハルカも美麗の隣に座った。
りりちゃんは、何も言わないで
椅子に座って私の手を握っててくれた。
ちなみに奏多は最初から椅子に座ってる(笑)
奏「俺、今日泊まろうかな〜」
『え？』
奏「てか、毎日泊まろうかな」
まぁ、謙ちゃんのことだし
承諾するとは思うけど
奏多、疲れないのかな。
奏「Aと一緒に暮らしてない生活とかもう無理だし！」
ハ「バカップル(笑)」
奏「うるせーよ！」
あ、Wデートしたかったなぁ。
私の密かな夢だったのに(笑)
...叶わないのかなぁ。
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作者名：PYON | 作成日時：2015年8月29日 22時
