近キョリ恋愛～ Season Zero ～《Kanata.A》 (ページ42)

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みんなとビーチバレーしたり、

いろいろ遊んで

光輝たちが買い出ししてくるって言うから

4人で岩に座って話していた。

『りりちゃん、このままでいいのかな』

美「...やっぱりこのままじゃ凛々子さん、可哀想だよ！」

奏「美麗...」

美麗は泣いていた。

自分のことじゃないのに、

こんなに泣く美麗は

優しすぎるんじゃないかな。

ハ「...」

ハルカ、なんとかしなきゃだね。

りりちゃんのことも、

美麗のことも。

...なんか、苦しくなってきた。

『か、なた...』

奏「A？どうした？」

『い、たい...』

ハルカが橘さんに電話しに行って、

3人で岩に座ってたら、

いきなり胸が痛くなった。

美「A、薬は？」

『かば、ん...』

美「持ってくるね」

なんで、今なの。

もうちょっと待ってよ。

...入院、しなきゃじゃん。

『かなた...ごめんねっ...』

奏「今は話すな。もっと苦しくなるよ」

奏多はずっと背中を摩ってくれて、

それでも胸の痛みが治まらなかった。

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