近キョリ恋愛～ Season Zero ～《Kanata.A》 (ページ39)

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今日で1学期終わり。

明日から夏休み。

そんなわけだから、奏多と光輝達の

テンションが異常に高い。

奏「ハルカは？夏休みなんかある？」

ハ「いや、なんもないけど(笑)」

奏「よし！みんなでどっか行くぞ！」

あ、そういえばりりちゃん帰るんだよね。

...ニューヨーク。

やっぱりあの日、見ちゃったみたいで。

『ねえ！奏多！』

奏「ん？どした？」

『りりちゃんも誘って、海行こ！』

奏「おお！そうだな！海行こうぜ！」

美「凛々子さんのお別れ会！」

『うん！』

ハ「あの人に言っとくな」

『ハルカありがとう！』

ハルカはそう言うと、

私の頭をポン、と1回叩いた。

奏「よし！じゃあ帰るか！」

『帰る！美麗、ハルカ行こ！』

美「はいはい(笑)」

ハ「そんな急ぐなよ(笑)」

『光輝、豪、海斗、アキ、真帆バイバイ！』

「バイバーイ！」

「またなー！」

4人で帰ってたら、

いきなり知らない番号から

電話が来た。

美「電話？」

『うん。...でも知らない番号』

ハ「奏多に出てもらえば？」

奏「いいよ？A、貸して」

奏多は私から携帯を取ると、

電話に出た。

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