２３ ページ25
-
あの後、すぐに奏多から電話が来た。
まあ、案の定大騒ぎしてる奏多くん。
電話の向こう側で騒いでるんだろうね。
ナオトの怒ってる声が聞こえる。
奏「え、じゃあ何！？A、あんなでかい家で一人で住むの！？」
『まあ、そうなるよね。大きいのかは知らないけど』
奏「いや、お前さいつもそういうけどAの家はでかすぎだからね？」
奏多、いつもそう言うけどさ
あんまそういうのわかんないもん。
奏「えー、でも俺心配だわ」
『何が』
奏「お前が一人暮らしするの」
『大丈夫だって。なんか明日パパがプレゼント持って帰ってくるんだって』
奏「え、明日！？Aのママさん、いつ行くの？」
『んー、知らない(笑)でも、私が学校行ってる間じゃない？たぶん、帰ったらプレゼント置いてある感じだと思う』
私がそう言うと、
黙ったままの奏多。
奏「よし！決めた！」
『ん？』
奏「俺も一緒に住む！」
『...は？』
待って待って。
この人、何言ってるの？
バカなのかな、鮎川奏多って。
奏「俺、心配過ぎて寝れなくなるし！明日、学校終わって荷物取りに行ってお前ん家行くから！」
『え、奏多それでいいの？奏多のママに聞いたりとかさ、ナオトだって寂しがるでしょ』
奏「いや、それが二人ともうるさいのがいなくなるって喜んでる」
『......ドンマイ』
奏「とにかく！明日から一緒に住むからな！」
奏多はそう言って勝手に電話を切った。
えー、じゃあ空き部屋掃除しなきゃじゃん。
...めんどくさい。
まあ、しょうがないよね。
奏多の良心なわけだし。
今から掃除しますか。
...ママに手伝ってもらおう。
-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PYON | 作成日時：2015年8月29日 22時
