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放課後、ハルカの家に行くと
リビングはりりちゃんの私物で
散らかっていた。
ハ「...美麗、あの人の部屋見てこいよ」
美「え、なんで？」
ハ「なんでって、俺他人だし」
そう言われると、
渋々見に行った美麗。
『りりちゃん、普通にいる気がする』
奏「ん？凛々子さん、今はいないでしょ」
『そういう意味じゃなくて！出てってないってこと！...この散らかりようだし』
美麗が戻ってきて、
やっぱり普通に荷物あったらしい。
奏「あ、電話掛けてみろよ！」
美「そうだよ！」
ハ「電話って、連絡先なんか...あ、昨日そういえば無理やり赤外線で...」
ハルカは思い出したように、
携帯を出すと”高塔 凛々子”ってところを押した。
ハ「お前出ろよ」
美「え！？」
ハルカに無理やり渡されて、
美麗が電話に出ると
すぐにハルカに渡した。
美「男の人！」
ハ「え？」
私と奏多と美麗は、
ハルカの携帯にものすごく耳を近づけて
盗み聞きしようとした。
『ねえ、彼氏さん？』
奏「...たぶん」
小声で奏多に聞くと、
奏多も小声で答えてきた。
そこに、ちょうどりりちゃんが帰ってきた。
凛「たっだいまー！」
りりちゃんがリビングに入ってくると、
美麗と奏多は「よかった〜」と安心した。
ハルカは「あなたの携帯に掛けたら男の人が出たんですけど」って言って、
りりちゃんに携帯を渡すと、
りりちゃんはすごい勢いで取って
「私ならいないからー」って言って部屋に戻ってった。
『...ハルカ！様子見てきなよ！』
ハ「え？」
奏「弟だろ！」
美「そうだよ！」
ハ「お前ら...」
『ほら、ハルカ！』
ハルカの背中を押して、
3人で階段のところから様子を見ることにした。
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作者名：PYON | 作成日時：2015年8月29日 22時
