絶対何か起こるから！by私 ページ36
「へぇー。待ち受け…えぇ？！」
いったん流しかけたけど、ちょっ…えぇ？！
鳥「ほら。いい感じ」
ちゃんとツッコまへんかったから、この一瞬でホーム画面に固定されてしまった。
「よくないですよ！」
何ならスマホ取り上げて、ババッとやってやりたいんやけど…。
あれって、個人情報の塊やん？
そう易々とできひんよ、こんな歳にもなったらさ。
鳥「誰にも見られないから大丈夫」
「いやいや！見られますって、絶対！みんな、見てますから！」
でも所詮、言葉やし、年上の大人やし、男やし。
何度言っても、言うこと聞かへん。
運「お客さま。お取込み中、申し訳ありませんが、すでに到着しております」
そして、諦めた矢先の終了ゴング…。
窓の外を見れば、ホンマに能見さんの家の前。
「うわ、いつの間に…」
バックミラーから見る運転手さんの眼、めっちゃ営業の笑いしてる。
運「写メを撮られる前からですね。降りられますか？」
「もちろんです」
質問にも答えてくれて、ドアを開けるためにもわざわざ降りてくれる。
優しすぎるやろ。
ちなみに、ここまでのお代は鳥谷さん持ち。
…うん、鳥谷さんも優しいよね。
「今日はありがとうございました…」
流れに抗うほど、私の気力は残ってない。
開けられたドアから降りようとしたら、鳥谷さんがシートに残ってた右手を握ってきた。
鳥「今日、俺が言ったこと、全部本当だから」
最後の最後に、真っすぐな言葉と眼が私を貫いてくる。
せっかく収まってた感情が、一気に再燃してしまった。
それを隠したくて手を引いてんけど、鳥谷さんにはお見通し。
声には出さずとも、唇を上げて笑ってる。
鳥「ってことで、おやすみ」
「…お、おやすみなさい」
鳥谷さんの手を外して、タクシーから降りた。
◆◇◆
鍵を開けて家に入ると、一面真っ暗やった。
玄関にも能見さんの靴はないから、まだ帰ってへんのか…。
まぁ、今はその方がいいや。
こんなん見せられるもんとちゃう。
自分の部屋に直行して、カバンと一緒にベッドにダイブ。
お風呂も入らんとこのまま寝るかー！
…って思ったけど、全然あかん！
暗いトコにおったら、鳥谷さんがもわもわーって出てくる。
「もーっ！」
変に興奮して寝られへん！
こうなったら、お風呂に入って落ち着くしかない！
「皆の者ーっ、湯をひけぃ！」
能「はぁ？」
ところが、帰ってきたばかりの能見さんに聞かれてしまった。
めっちゃ気まず…。
「すいません。自分で入れます…」
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雛＠虎ガール(プロフ) - Quintetさん» 照れないで下さい！(笑)はい！期待してます！(笑) (2017年10月10日 19時) (
レス) id: 940eb26264 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - 雛＠虎ガールさん» いやぁもう照れちゃいます！褒められることがないんで(笑)。ありがとうございます！普段は言わないですけど、「こうご期待！」って言っておきます！ (2017年10月10日 19時) (レス) id: 06dcf55897 (このIDを非表示/違反報告)
雛＠虎ガール(プロフ) - いつ見てもドキドキの展開…！もうホントQuintetさん最高です！能見さんとのこれからが楽しみです…！ (2017年10月9日 22時) (レス) id: 940eb26264 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - またの更新楽しみにしてます (2017年8月27日 14時) (レス) id: 2628ec6391 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - ありがとうございます！心強いです！個人的な願望を入れながら頑張ります！(笑) (2017年8月25日 20時) (レス) id: 2b0fd95d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2017年8月19日 21時
