遠心力のすごさby若虎 ページ21
Aは、鳥谷の影の薄さに気付いてしまった。
「い、いや！おらんことはないよ？！」
�癲屬修Δ任垢諭�いてますね」
こういう時の相槌は、最も上手な�盪海涼甘�。
「今日も見たし、昨日おとといも一緒におったけど…そんな喋ってへんかも…」
�癲屬△ �だから、あんなに不機嫌なんですね」
「えぇ？！」
自然な流れで鳥谷の不機嫌さを伝えると、一番の被害者・北條が実情を付け加えた。
北「守備錬の時とか、ホンマにヤバいっすよ？大和さんとバチバチしてるし、俺に八つ当たりしてくるし」
「えぇ？！今日は、普通にしてたやん！」
北「姐さんが見てる時だけです」
「ウソやーん！」
Aは頭を抱え、その感情がイスの回転具合で表現されている。
ぐるぐると、ものすごいスピードで回るそれは、Aの身体が遠心力で吹っ飛びそうなぐらい。
その上、ほんの少しだけ伸びた足が、隣の梅野や江越に当たりそうになる。
江「姐さん、落ち着いて！」
見かねた江越がタイミングを見計らって、イスを両手で抑え込んだ。
しかし、案の定と言っていいのか、想定外と言っていいのか…。
Aは、急に止まったイスの反動に対応することができなかった。
――どすんっ！――
吹っ飛んだ身体は、前で斜め前で寛いでいた原口に突撃。
「「うわっ！」」
原口もろとも、床に倒れ込んでしまった。
Aには原口というクッションのおかげで無傷で済んだが、一方の原口は背中を打ち付けている。
「だ、大丈夫？！」
Aは中谷の手を借りながらも、慌てて原口から離れ、中谷と一緒に原口を起こした。
原「うん。受け身とったから、全然」
「良かったー…」
そのままAの位置は、原口と中谷の間に収まった。
それなのに、何を思ったのか。
中谷はAを引き寄せて、抱え込んだ。
「…え？」
突如として起こった事態に、全員がついていけない。
藤「…何やってんねん」
ツッコミができた藤浪ですら、声の調子を落としている。
中「大きさ的に、クッションみたいにできるかなって」
梅「意味が分からん」
「私を何やと思ってるんよ？」
中「抱き枕」
「…人間扱いされてないやん」
Aは答えにげんなりし、両手を伸ばして助けを求めた。
「もー、ふみくん、ヘルプ―」
原「はいはい」
原口が強固な中谷の手を外し始めたと同時に、北條もA救出に動き出そうとしていた。
それを隣の藤浪は見逃さず、肩を抑えて座らせる。
藤「お前は、ふみふみやから」
北「うっさいわ」
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雛＠虎ガール(プロフ) - Quintetさん» 照れないで下さい！(笑)はい！期待してます！(笑) (2017年10月10日 19時) (
レス) id: 940eb26264 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - 雛＠虎ガールさん» いやぁもう照れちゃいます！褒められることがないんで(笑)。ありがとうございます！普段は言わないですけど、「こうご期待！」って言っておきます！ (2017年10月10日 19時) (レス) id: 06dcf55897 (このIDを非表示/違反報告)
雛＠虎ガール(プロフ) - いつ見てもドキドキの展開…！もうホントQuintetさん最高です！能見さんとのこれからが楽しみです…！ (2017年10月9日 22時) (レス) id: 940eb26264 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - またの更新楽しみにしてます (2017年8月27日 14時) (レス) id: 2628ec6391 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - ありがとうございます！心強いです！個人的な願望を入れながら頑張ります！(笑) (2017年8月25日 20時) (レス) id: 2b0fd95d19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2017年8月19日 21時
