雨天の余興by阪神 ページ46
本日は日曜日ため、甲子園はデーゲーム。
…だったが、大雨のため中止となった。
それでも選手は室内練習場で汗を流し、身体と気合を引き締める。
◆◇◆
そして、練習終了後。
取材陣が引き上げる中、選手たちは残っていた。
藤「何やってんすか、姐さん」
北「パピーと勝負するんやて」
彼らの目先には、見えない火花を散らしているらしいゴメスとAがいる。
横「勝負って何？」
江「ヒップアタック」
梅「あぁ、それ…」
�癲崑粒陛�に考えて、普通に負けますよね？」
藤「そりゃそうやろ」
ゴメス側にランディ、A側には原口がセコンドとして付き、2人の間にはレフェリー・伊藤隼太が立っていた。
今は隼太がルールを説明しているが、Aが思う以上に何故か細分化されている。
A4用紙1枚に、びっしり文字が埋まるぐらい…。
「え？めっちゃ細かくないですか？」
伊「大丈夫。普通にやれば問題ない」
「あ、そうですか」
◆◇◆
選手のほとんどが残っているため、ギャラリーは満席。
最前列には、いつもの7人が座り込んでいた。
良「絶対、負けるやろ」
鳥「始まってみないと分からないだろ」
上「トリさんのトレーニングが、どこまで発揮できるかですね」
今「見た目は全然変わってないのに」
鳥「当たり前だろ。筋肉つけたら、抱き心地が悪くなる」
大「堂々と言わなくても…。しかも真顔」
鳥谷の感覚が、他の6人と一緒であることが分かったところで、西岡が身を乗り出して提案する。
西「どっちが勝つか賭けません？」
能「おもろそうやな」
良「結果はみえみえや」
集計した結果、A勝利に乗ったのは鳥谷のみで、他の6人はゴメスに乗った。
鳥「もし俺が勝ったら、1人ずつに奢ってもらうから」
上「その笑い、もう何にするか決めてますね」
今「じゃあ、俺たちが勝ったら、トリさんも奢ってくださいよ」
鳥「もちろん」
西「めっちゃ自信ありますやん」
大「まぁ、俺らも応援はしますけどね」
能「A、スカートだけは気ぃ付けや」
「大丈夫です！スパッツ履いてます！」
Aはスカートの裾を巻くって、3分丈のそれを見せ付けた。
ギャラリーは沸くが、同時に羞恥心のなさが露呈する。
能「見せんでええのに…(得したけど)」
横「姐さん…」
江「ショック受けんなって」
ゴメス・Aとも身構え、隼太も気合が入って腰が低くなる。
ゴ「カモン、A！」
「行くで、パピー！」
伊「ファイトッ！」
こうして、くだらない勝負が始まった。
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Quintet(プロフ) - ゆかさん» コメント、ありがとうございます。あちゃー、私のルーティンがバレてしまいましたね(笑)。あともう半日、あと数時間を過ごす一息になればと思っています。これからも、よろしくお願いします。 (2016年10月14日 16時) (
レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 毎日更新されるのが楽しみです！ 毎日4時過ぎにこのお話更新されているか見てしまいます。笑 これからの楽しみにしています！ (2016年10月12日 15時) (レス) id: c3eab76729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2016年10月4日 15時
