伝統の一戦序章by阪神 ページ16
阪神のウォームアップ中。
Aがあの人に捕まっているのを、彼らは目撃していた。
良「今日も取材か。大変やな」
�癲屬△譴辰董∩換駟�送ですよね？出て大丈夫なんですか？」
今「Aちゃーん、リラーックス！」
ストレッチをしながら、みんなの眼はAに向いている。
今「まぁ、出る分にはいいんじゃない？何もなければの話だけど」
西「何もないワケないやろ。ほら、来たやん」
西岡が指差した先には、巨人サイドの内海と坂本が沸いていた。
2人がAを挟んで、和気あいあいとした雰囲気を出してる。
横「姐さん、人気者っすね」
江「あの人たちも知ってるんですか？」
能「そうやで。いつの間にか、他にも知られとんねん。SNSのせいや」
藤「勇人さんがめっちゃ聞いて来るんですわ。鬱陶しいぐらいに」
上「あ。良太さんの特権が…」
良太の特権化している“わしゃわしゃ”を、坂本が嬉しそうにしている。
梅「トリさん、顔が怖いです」
鳥「気のせい」
大「気のせいじゃないでしょ。メンチ切るの、やめてください」
一見すれば、ポーカーフェイスの鳥谷だが…。
実は、頻繁に眼で感情を表現している。
特にAのことになると、なおさら酷くなる。
横「トリさん、マジ怖いっすね」
今「嫉妬深さは、篤史さんといい勝負だな」
巨人側の打撃練習が終わり、次は阪神の打撃練習になる。
準備をしようにも、Aの取材が気になって、彼らのペースはゆったりになってしまう。
監「お前ら、ええ加減にしろや」
状況を知って、痺れを切らした監督が、たむろしていた彼らに喝を入れに来た。
西「アレ見て、落ち着いてられます？」
巨人選手は裏へ帰るどころか、取材が終わったAの周りに集まりかけている。
その上、巨人の監督は見知らぬ振りで、早々に裏へと入ってしまっている。
監「何とか言えや、由伸…」
�癲�Aさん…何か、怯えてませんか？」
人垣から見えるAは、いつもより小さくなっている。
横「姐さん、可哀想…」
監「ええから練習しろ」
能「練習しながらやったら、アリですか？」
能見が、何かをひらめいたらしい。
それはもう、嫌な笑みを浮かべている。
監「俺は知らんからな。その代わり、試合、ちゃんとやれよ」
そのひらめきを悟った監督は、息を1つ吐いて、手を振った。
するとコーチ陣が、ぞろぞろと裏に引き上げていく。
能「はい。全員集合」
企画立案の能見を中心に、緊急の作戦会議が開かれた。
伝統の一戦まで、あと数分。
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Quintet(プロフ) - リンさん» コメント、ありがとうございます。「伝統の一戦」は私も書いていて、楽しかったパートです。いつの間にか、鳥谷さんにすり変わっちゃいましたが(苦笑)、能見さんにツボっていただけるとは…ありがとうございます！引き続き、『Happy Everyday』をよろしくお願いします。 (2016年8月31日 15時) (
レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - ヒロインちゃんを巡る阪神vs巨人のやり取りが面白かったです〜。個人的には嫌な笑みの能見さんがツボでした← (2016年8月30日 15時) (レス) id: 28ba078f17 (このIDを非表示/違反報告)
えり - コメント返し、ありがとうございます！私自身野球やってたんです。怪我でやめたんですが^^;阪神、ヤクルト、日本ハム好きで。転勤で住んでた場所のチームです。ずっと応援させてくださいね(*^^*) (2016年8月18日 16時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - えりさん» はじめまして、えりさん。コメント、ありがとうございます！オモロイと言っていただけて、ホントに嬉しいです。書く甲斐があります！メンバーが増えて大変ですけど、これからもオモロイと思っていただけるように頑張ります。陰ながらでいいんで、応援お願いします♪ (2016年8月18日 15時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
えり - 初めまして。いつも楽しみに読ませていただいてます。主人公ちゃんをめぐる阪神vs.巨人めっちゃオモロイです（笑） (2016年8月17日 15時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2016年7月27日 14時
