Happy Everyday 2nd.

ボケをやめますby私 ページ48

上本さんと新井さんの服を持って帰ってくると、皆さんが何か言い合ってた。

「どうしたんですか？」
西「Aちゃん、今度俺ん家に泊りに来て！」
「はーい♪」
鳥「だから、ダメだって」
西「約束したから成立やし！そもそも、トリさんに言われる筋合いないわ！」

西岡さん…確かシラフのはずやのに、めっちゃテンション高い。
酒の空気に酔ってんのかな？
何か鳥谷さんと揉め始めたし、ほっとこ。
ってことで、私は上本さんに白い袋を、新井さんに青い袋を渡した。

上「めっちゃAちゃんの匂いがするー」
良「ホンマやな」

2人とも、袋の中に顔を突っ込んでる。
何かおもろくて、写メを撮っておいた。

能「Aの匂いは、柔軟剤とシャンプーの匂いやからな」
今「篤史さん、知り過ぎ(笑)」
大「それ、ストーカー」
能「そんなん、みんな一緒やん」
上「一緒にしないでください」
良「篤史さんよりはマシです」

途中から耳が遠なって、よー聞こえへんかったけど、こっちはこっちで盛り上がってる。
あぁー、聞いてるだけでホンマ楽しいわ。



◆◇◆



忘れかけてたチーズケーキも出して、皆さんから好評ももらって、宴はお開き。

能「早よ、シャワー浴びてき。人数多いから、つっかえるわ」
今「じゃあ、俺、いっちばーん！」

今成さんがバスルームに駆けていって、あとの人たちでお片付けタイム。

能「1ケース全部空いたな」
大「良太さんがめっちゃ飲んだから」
良「通常営業や。トリさんの方が飲んどるわ」
鳥「気のせいだろ」
西「どっちもどっちや。んで、それはこっちやから！」

能見さんたちは、散らかったリビングのお片付けしてるけど、何かぐちゃぐちゃ。
やから、シラフの西岡さんが指示を出してる。



そして、キッチンには、上本さんと私。

「すいません、手伝ってもらって」
上「全然。こっちの方が大変だし」

上本さんが食器を洗って、私がそれを拭いて戸棚に片付ける。

上「よく、あんだけの料理作ったね」

それには、私もビックリ。
皆さん分を考えると、量が多なるし…。
いや、そもそも、品数が異常やってんや。
ちょっと減らせばよかったかも。

上「いつか、寮でご飯作ってそう」
「…あ！さっきの〈リョウボ〉って、寮の寮母さんですか？！」
上「そう。今頃、気づいた？」

アホやわー！
何であん時、お墓の方やと思ったんや？

上「斬新なボケやったよ」
「でも、だだスベリでした」

このボケは、墓場まで持って行かなあかんわ。
…陵墓だけにね。

可愛いのは貴方by上本→←カルパッチョ推しby良太

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す