ご飯ぐらいお安いご用ですby私 ページ10
何もせずにベッドにダイブして…。
気付いたら、もう朝の7時。
眠気覚ましに朝シャンして。
化粧水と乳液塗って。
髪の毛を乾かして。
日焼け止め塗って。
朝ご飯食べて…。
――ってしてたら、すでに9時。
月曜日の今日は、野球選手にとってはオフかもしれんけど、一般ピーポーにとっては平日。
なので、私はもれなく出勤。
お昼ご飯を保冷バッグに入れて、リュックに必要なモノを全部詰め込んで、家を出た。
「あかん、間に合わへん！」
今日は甲子園じゃなくて大学。
始業は9時半、通勤時間は片道1時間。
駅までダッシュしても、全然間に合わへん。
遅刻確定やけど、諦めたらあかん！
――ブッブー！――
やから、ダッシュしてたら、急に車のクラクションが鳴った。
誰か危険運転でもしたん？
そんなことを思ってると、またクラクションが鳴る。
――ブッブー！――
ホンマ、誰やねん。
朝から騒々しいわ。
引かれんように道路を渡ろうとしたら、黒塗り高級車が入り込んできた。
「うわっ！」
西「おはよ、Aちゃん」
運転席から出てきたのは、八重歯がチャームポイントの西岡さん。
何でこんなトコにおんねん。
「おお…おはようございます…」
西「遅刻するんやろ？早よ乗り、送ったんで」
「良いんですか！？お願いします…！」
早速、助手席に乗り込んで、大学まで送ってもらう。
普段そこまで運動しない人間が走ると、そりゃもう胸が辛い…。
「呼んどったのに、無視せんといてーや」
西「いやぁ…まさか…西岡さんだとは…」
息切れしてる私を見て、西岡さんは笑いを噛み締めてる。
「ところで。何でこんなところにいるんですか？今日、オフですよね？」
西「自主トレに行く途中やってんけど、ダッシュしてるAちゃん見つけたから、声掛けてんやん」
「それはもう…ありがとうございます…」
あぁ、天のお助けや。
給料が削られなくて済む。
「どんなお礼をしていいのやら…」
西「じゃあ、晩メシ行こ」
「…はい？」
西「お礼、してくれんねんやろ？やったら、晩メシ、付き合ってくれへん？」
それだけで、お礼が出来るんですか！？
それはありがたい！
「もちろんですよ」
西「よっしゃ、決まりやな」
仕事終わりの午後6時、駅前ロータリーで待ち合わせ。
西「じゃ、また後で」
「はい！」
大学から少し離れた所で、下ろしてもらった。
誰かに見つかると、問題になるしね。
車を見送って、独りになった途端、急にやる気が沸いてきた。
「頑張るぞー」
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Quintet(プロフ) - ますとらさん» 自分では退治できないので、人に頼んで、ひたすら応援しています(笑)。上本さんには、いっぱい頑張ってもらいます！ (2016年6月19日 13時) (
レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ますとら(プロフ) - Quintetさん» う、上本さん…かっこいいです(*´艸`) Gはもう、スプレーで殺します＼(^^＼)主人公ちゃん下着って…可愛い← (2016年6月18日 13時) (レス) id: ae5a1b29fa (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - とりさんLOVEさん» 性格上、タメで話すのは難しいので、私はこのままでいかせていただきます。とりさんLOVEさんは、存分にタメでOKですよ。 (2016年5月24日 15時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
とりさんLOVE(プロフ) - Quintetさん» ホンマですか!ありがとうございます♪良かったらタメで話しません? (2016年5月23日 20時) (レス) id: bb31bb077e (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - ますとらさん» ありがとうございます！少しずつ、それぞれ目線で進んでいく予定です！ぼちぼち頑張ります♪ (2016年5月22日 13時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2016年5月21日 15時
